番外編チェンジ2 ページ9
標的発見
庭で素振り中
ナルサスが殿下に書状を託す。
因みに中には、
《有り得たな。ダリューン(笑)》
と書かれている。
ナ「殿下、殿下にかかっております。ご武運を。」
ギヴ「殿下、ご武運を。」
ジ「……。」
ア「……ああ、行ってくる。」
殿下がダリューンの元に歩いて行った。
物影から3人が覗く。
もちろん、完璧に気配を消して。
ダリューンが殿下に気付いた。
ダ「……どうした?」
殿下が書状を差し出す。
☆喋るとバレるので殿下は声を一切出しません。
ダリューンがそれを受け取り、殿下が踵を返した。
ナ(よし!イイぞ)
ギヴ(殿下!早くこちらに!)
ジ(ダリューン!そなた、気付かぬのか?)
殿下が戻ってくる。
あっ!ダリューンが追いかけて来た!
ナ(……気付いたか。)
ギヴ(チッ)
ジ(ホッ…やっぱりわかってくれた。)
ダリューンが殿下の肩を掴んで引き寄せた。
ア「!」3人(!)
ダ「ジェダイア、待て。忘れ物だ。」
ジ(えっ?まさか……ッ)
ジェダイアが声を出そうとした時、ギーヴに口を塞がれ、ナルサスに拘束された彼女は今、まさに現実とは思えない光景を目の当たりにしていた。
ダリューンが殿下に口付けをした…。
ダ「??…!ッッッ〜〜〜殿下!!!!」
ナ&ギヴ(爆笑)
ア「……////////あっ、いや、あの……すまぬ!ダリューン////」
ダリューンも慌てて、殿下に謝罪する。
ダ「ご、ご無礼をお赦しを!申し訳ござい「ダリューン!そなた、見分けがつかなったのか?」
2人の制止を振り切りジェダイアが2人の元へ走って来たのだ。
ダ「ッジェダイア!」
ジェダイアは泣きながらダリューンに詰め寄る。
ジ「…ダリューンの事、信じていた…の…に……うぅ。」
ダ「ッ!ジェダイア…泣くな!…ッすまん!」
ダリューンが必死にジェダイアに謝るが、よほどショックだったのかその場に泣き崩れた。
辺りが修羅場と化した。
これにはナルサスとギーヴも大慌てだった。
まさか、こうなるとは流石に想定外だ。
コレはヤバイと2人がその場から逃げようとした時、後ろから首を掴まれ、ダリューン達の前に引きずり出された。
引きずり出したのはギルマルスだった。
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作者名:まりの | 作成日時:2016年8月7日 19時