甘酸っぱいなんてもんじゃない。 (ページ1)

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夏休み明けページ1

＿高校1年生の夏休み明け。

友達と言える友達がほぼ居ない私は机に突っ伏していた。

いや、友達は居るんだけど…。

唯一の親友、燐は夏休みの宿題を放ったらかしたから呼び出し。

さっきお昼休みに｢Aごめんっ！！呼び出しくらった…！｣って。

なんでやらなかったの…！言ってくれたら見せたし…！！

まぁそのせいで今1人。

暇で仕方ない。

みんなは周りで｢最後の夏祭りどーする!?｣とか言ってるのに私は机にポツン。

悲しさの極みじゃないか。

ちなみに、この学校は進学校だから夏休みも短い。

夏祭りに行く時間もほぼないわけで。

だから私達が今年の夏最後に行ける夏祭りをどうするかって事だ。

そこで告白する人はすごく多い。

私は絶っ対にしないけどね。

あぁ、今年も燐と回るのか…。

燐も彼氏居ないから仲間だし。

2人とも好きな人は居るんだけどね…。

｢おひとり様のAちゃーん｣

『はぁ？』

｢寂しそうやったからたぁくんが慰めに来てあげたのに『はぁ？』はないわ！！｣

…出た、私の幼なじみ兼＿＿＿＿＿＿＿＿＿好きな人。