頭痛薬 ページ9
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｢なんだ、ベッキョナか。どうした、頭痛薬なんて。｣
奥から出てきたのは、少し小柄な男の人。
目が大きくて、ハート型の唇が可愛い
｢いいや、俺じゃない。〇〇が。｣
｢あ、〇〇さん。久しぶりだね。頭痛なんて珍しい。｣
｢えーっと……｣
あ、知り合いなんだ。どうしよう。分からないよ…
｢ギョンスだよ。ここで薬を売ったり、たまに医者してる。｣
｢たまにってなんだよ、いつも医者だよ。｣
｢俺はギョンスに話しとくから、薬飲んでおいで。｣
｢ありがとう。ギョンスさん、薬頂きますね。｣
今思ったけど、ベッキョニオッパ、人脈広すぎません?!
しかも、皆顔面偏差値高いってどゆことよ。
これ飲んで、少し話したら、すぐ帰らないと。
セフナが心配してるかも。
｢っ、苦っ!?｣
え、やばいめっちゃ苦いよ？でも、めーっちゃ効きそう。
昔のお薬って皆からこんなに苦いのかな？
現代みたいな科学ないもんなぁ。
そう考えると、皆考えて必死に生きてるんだな……。
｢ベッキョニオッパ、ギョンスさん、飲み終わりました。｣
｢もう、大丈夫？あ、改めて。僕はギョンス。
事情はベッキョナから聞いといたから。
気を使わなくていいからね？
どんどん分からないこととかあったら聞いていいよ。｣
｢はい、笑 ありがとうございます｣
｢ギョンス、早口すぎるだろう笑｣
｢あ、そうだった？ごめんね｣
｢大丈夫ですよ。逆に、ありがとうございます。
色々と、気にかけてくださって。｣
｢うん。なんでも言ってね。｣
｢はい！じゃ、セフナに心配かけちゃうから行きますね。｣
｢じゃ、行くか。｣
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作者名：塩なひよこさん。 | 作成日時：2018年12月30日 9時
