第34話 ページ35
明智さんはお金持ちらしい。
なんだかこのマンションは大変家賃が高そうです。
回復した私は心の防御の為、部屋の隅に丸くなりながら部屋を観察した。
高層階…
大理石…
お洒落な家具…
それに…夜景がキレイ…
！？
いやいや、その前に…私は大変なストレス環境に置かれています。
殆ど知らない男性2人と同じ部屋にいる。
しかも、1人は警察で高遠さんの…
明智「…いつまでそんな隅にいるんですか？ほら、食事が出来ましたからこちらに座ってください。」
医者「怖くないからおいで。」
2人がダイニングテーブルから手招きしている。
…怪しい…とてつもなく怪しい…
あの食事には自白剤が入っているかもしれない…
そんな、危ない物…
貴「…お腹空いてな「グゥー…」」
！？
私のお腹の虫が鳴った。
それを聞いた2人は必死に笑いを堪えながから再度私を食卓へ誘った。
医者「変な物は入ってないから。」
貴「…本当に?」
明智「警察手帳に誓いますよ。」
貴「…それなら…あの…頂きます。」
！？
私の好物ばかりだ。
まさか…これも師匠？
師匠ってばベラベラ喋ったの！？
私の表情から明智さんは何を考えているからわかったらしく説明してくれた。
私の個人情報がどのように流出したのか。
明智「貴女の師匠は高遠に関しては殆ど語りませんでしたが、貴女の事はとてもたくさんお話ししていただきましたよ。」
貴「…プライバシーの侵害です。」
明智「ふふ、なんとでも。にしても、貴女は大変大事にされていますね。貴女の事が心配で堪らないと言っていました。ちゃんと食事をしているかとか、お金に困ってないかとか、そんな事ばかりでしたよ？」
…返す言葉もありません…
明智「ご実家の事も…」
貴「！！！？いくらなんでも喋りすぎです！私のスマホは？」
明智はテーブルに置いてあったスマホを渡した。
私はすぐにイタリアに電話をかけた。
プルル…
プルル…
貴「…バラしましたね。」
師匠「良いじゃないか。君は1人だと危ないし、あぁいう男性が側にいた方が良い。」
貴「私はお付き合いしている方がいます！」
師匠「それは初耳だな。なんで私に言わない。私に反対されるからか？答えはYESだ。私は賛成しないよ。そんな事より、食事はちゃんとしてるかい？」
貴「…今から…明智さんと…」
師匠「そうか。あっちの彼は君には合わない。彼にな「嫌です。」
プチ…
私は通話を終わらせると席に戻った。
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リリシア(プロフ) - 読んでいるこちらが赤面しました！更新を楽しみにしています (2021年11月23日 19時) (
レス) @page37 id: b4560dd72a (このIDを非表示/違反報告)
咲くや - 面白くて続きが気になります 更新頑張ってください。 (2021年10月14日 23時) (レス) @page14 id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
リリシア(プロフ) - 明智さんとどうなるのか気になります♪ (2021年3月3日 19時) (レス) id: b4560dd72a (このIDを非表示/違反報告)
ycamelliayhighf(プロフ) - とても面白かったです！！更新を楽しみにしています！ (2021年2月18日 12時) (レス) id: f576afea94 (このIDを非表示/違反報告)
かおりん(プロフ) - camelliaさん» コメントありがとうございます！凄く励みになります。今後ともよろしくお願いします。 (2019年7月4日 20時) (レス) id: f0f7253053 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおりん | 作成日時：2019年7月3日 0時
