ep.07 ページ7
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風 磨「よし、これで終わり」
「手伝ってくれてありがとう」
風 磨「じゃあお礼してもらおっかな…」
「お礼?」
壁に押し付けられた肩
至近距離の風磨の顔
何が何だか分からなかった。
風 磨「Aは頼まれたら断れないよね?」
「え…?」
風 磨「キス…して?」
「そんなのダメだよ、私には健人が」
風 磨「そんなに中島がいい?
幼馴染の俺を捨てられる?」
そんなの…ずるいよ
小さい頃からずっと一緒
ちょっと意地悪だけど私が泣いてたらいつも一緒にいてくれた
困っていたら絶対に助けてくれた。
風磨との関係は恋にはならなかったけど
大切な家族のような関係……
家族を捨てるなんてできない。
「目瞑って」
私はそう言って口と口を軽く引っ付けた。
風 磨「よくできました」
そして私の首に赤い華を残して
風磨は満足気に部屋を出て行った。
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作者名:みるく。 | 作成日時:2019年4月13日 18時