【Undertale】黒山羊と研究者と屍と【W.D.Gaster】

2個目の欠片：黄色い花と人間 ページ2

黄色い花が喋った。


｢やぁ！ぼくはFLOWEY。
お花のFLOWEYさ！
ふむふむ...きみは地下世界の新入りだね？｣


«...??»


｢見たところ、すごく困っているみたいだね。
ここでの過ごし方を誰かに教わらなきゃ！
ここではぼくが先輩だから教えてあげるよ。｣


この地下世界に過ごし方なんてあったっけ...？
人間も困惑してるし...
でもFLOWEYはお構い無しに話を進めていく。


｢準備はいい？いくよ！｣


«...!?»


周りが暗くなり、FLOWEYは白黒になり、人間は前に赤いＳＯＵＬが出ていた。
...まさか、戦闘する気じゃないよね？


｢そのハートが見える？それがきみのＳＯＵＬ、きみの心や体の表れさ！
きみのＳＯＵＬはまだ弱いけど、LVを上げるとどんどん強くなっていくよ。｣


«...？»


LV...？...どういう意味なのかな？


｢LVってどういう意味かって？
もちろん、LOVEのことさ！
LOVEが欲しいよね？｣


«...ｺｸﾝ»


｢心配しないで、ぼくが少しだけきみに分けてあげるよ！
...ここから、LOVEを落としてあげるからね...
小さくて白い...｢友情の欠片｣としてね。
準備は良いかい？
さあ動いて！できるだけたくさん集めてね！｣


そう言われた素直なあの子は...
ボク達が止める間も無く、友情の欠片という名の攻撃を受けに行った。


ドンッ。


«...っ!?»


人間のＳＯＵＬが一瞬でボロボロになった。


｢バーカ。
この世界はな、殺るか殺られるかなんだよ。
こんなおいしいカモを誰が逃すってんだい!?

...Die。｣


そう言い、高笑いをしながらFLOWEYはあの子を取り囲むようにして弾幕を放った。
すかさずGasterが能力で攻撃する弾幕を回復する弾幕に変えた。


『危ないっ!!』


｢...はぁ!?なんで────...ギャアッ!!｣


呆気に取られていたFLOWEYは横から飛んできた魔法の炎で吹き飛んで行った。
そして現れたのは...


｢なんて恐ろしい魔物なんでしょう。
罪のない、か弱い子供を傷つけるなんて...｣


｢...マ、ママ!?｣


『...女王陛下!?』


ボクのママ...TORIELだった。

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