海中4 ページ14
コトアside
つい白熱してしまった……
お風呂に出たのは30分も前なのに次の人に迷惑をかけてしまった……
あとで謝っておかないと
次の人に声をかけなければならないため名簿を確認する
コ「えーっと、次の人は……」
あ、ペンギンくんとシャチくんだ
今は自由時間だから部屋にいるかな
確か私たちの部屋から少し離れたところにあったはず
まだ場所をはっきりと覚えていないので少し不安だ
まぁ見聞色の覇気をまだ使い慣れていないからみんなの声は丸聞こえなのだが
沢山聞こえすぎて誰がどこの部屋か分からない
ひとつひとつドアを確認しているとSHACHI、PENGUINと書かれたネームプレートを見つけた
ここか
少し緊張するが心を落ち着かせてノックをする
コンコンコン
コ「あぁあのコトアダス！！」
やばい、緊張しすぎて噛んだ
ペ「ぷっ！はいはい、今開ける」
笑われた恥ずかしい
ドアがあき、部屋の光が差し込んできた
廊下が少し暗いため眩しく感じる
ペ「風呂、次か？」
コ「は、はい
遅くなってしまってすみません」
ペ「いいよ
シャチ、次風呂だって」
シ「んー？おう！
やっとか！」
はあぁ……やっぱり待たせてたか……
コ「お待たせしてしまって大変申し訳ありませんでした」
さっきよりも深く頭を下げる
シ「え？いいよいいよ！
ていうか、今日髪型違くない？
可愛いー！コトアにめちゃくちゃ似合ってるよ！」
コ「えぇ！？
あ、ありがとうございます……」
めっちゃ恥ずかしい……
シ「ペンギンもそう思うよな！
可愛いよな！」
ペ「あぁ、そうだな、似合ってるぞ」
恥ずかしすぎて思わず俯いてしまった
コ「じ、じゃあお風呂伝えましたから！！
失礼します！！おやすみなさい！！」
そう言うと全力で走って逃げた
顔が熱すぎて自分でもびっくりしている
自分ってこんなにシャイだったのか
心臓が破裂しそうだ
ドン!!
前を見ずに走っていたら誰かとぶつかってしまった
コ「す、すいません
前を見ずに突っ込んでしまって」
ロ「っつー……お前！自分の力の大きさを考えろ！
俺じゃなかったら吹っ飛んでるところだ！」
頭をあげた先にいたのは
ちょっと壁にめり込んで、鬼の形相をした船長だった
あ、終わった
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作者名：ヒツジーヌ x他1人 | 作成日時：2021年4月15日 18時
