【アルネの事件簿】元・最凶吸血鬼と記憶喪失の少女 IV (ページ27)

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▽131話ページ27

貴方side

貴「吸血鬼は私の敵だ。」

自分にそう言い聞かせた。

姉様が吸血鬼と分かったが、呪いを生み出した吸血鬼である事はまだ確証が持てない。

...どう調べればいいのやら。

姉様に直接聞く？いやいやだめだ、何されるのか分からない。

貴「それに、今回で最後ってどういうことだ。」

200年も同じ事を繰り返している。だけど失敗したことはないとも言っていた。

同じ事、、、200年。

200年、、、。

もしかして、姉様は、

ヴェルサス家に200年もの間、居つずけているのか？

そして、最後というのは

ヴェルサス家を去る、もしくは捨てる？

この仮説が合っていれば、

ヴェルサス家が、、、滅ぶ危険がある。

この事は、頭の中で重要視しておこう。

貴「ここまで突き止めたが、情報収集はここまでのようだな。」

後は姉様の部屋で決定的な証拠があればいいのだが。

...そうだ！これが使えれば！！

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フ「エリーダ！遅いぞ、何してたんだよ！！」

エ「あら、何でもいいじゃない。」

貴「まあまあ、二人とも落ち着きましょ？」

フ「...うん、そうだね。(ごめんねA～。(´;ω;｀))」

エ「...そうね。」

貴「...それでは！三人で夕食を食べましょう！」

私はもう一度姉様の部屋に行き、夕食の事を伝えた。

姉様がドアを開けた隙に、部屋の中を見た。

...やはりさっきまで会話をしていた人物は居なかったので、

ドアが閉まる直前に、ある物を忍ばせた。

貴「兄様、姉様。今日の夕食も美味しいですね！」ニコニコ

フ「そうだね～(Aが幸せそうだなぁ～(´∀｀)ムフフ)」

エ「そうね、今日も変わらず美味しいわ。」

姉様をこちらで監視している間に、

忍ばせたある物は証拠を探している。

それが証拠を見つけるまで、私は姉様をここで足止めするのだ。

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貴「...(見つけた様ね。)」

なら私はここにいる意味は無くなった。

貴「...お腹も膨れたので、私は失礼します。」

そそくさと私はその場を離れた。

そして自室に入る。

貴「ふぅ、、、さあ、証拠を見せて。」

窓に向かって声をかける。

バサバサッ

キィキィ

貴「...お疲れ様。」

自分の血で作ったコウモリから

証拠の紙を受け取った。

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