▼84話 ページ8
貴方side
リンちゃんはその後、母君を亡くしたショックで私と遊ぶ事がなくなった。
父上の方も、精神が不安定な状態になったらしく、私達の家族とラインヴァイス家は以前の親しい仲には戻れないようだった。
私は思った。
もし、自分の両親が亡くなったら、と。
リンちゃんの気持ちが分からない訳では無いが、きっと辛くて悲しい気持ちになるんだな。
私は、
リンちゃんの母君を思って
・・泣いた。
誰かのために泣くのは、こんなにも胸が苦しいのだなと、初めて知った。
そして、リンちゃんの母君が亡くなってから
2日がたち、ラインヴァイス家から一通の手紙が届いた。
その内容は、リンちゃんが療養のため別荘に行くということが書いてあり、それは、今後私達の家とラインヴァイス家が親交を深められない運命を告げた通告だった。
私は寂しかった。寂しくて仕方なかった。
そして私は、読書少女に戻っていった。
寂しさを紛らわす為に、ピアノを習い始めた。
そして没頭した。没頭しなければいけなかったから。
月日が経つことを忘れ、半年が経った。
父様の呼び出しで、私は父様と会った。
ずっと会っていなかったから、もう愛想疲れた
だろうに。
だけど、父様の言葉は違った。
父「A！！半年間四六時中ピアノを弾いているから、私も母さんも心配したのだぞ！！」
貴「っ！！！！」
そう、父様達は愛想疲れたのではなかった。
むしろ愛情を持って私を心配してくれたのだ。
私は、気づいたら父様に抱きついてた。
貴「ごめんなさい。、ごめんなさい、、、」
どうやらお兄様達も心配していたらしく、
今日は謝罪をする日となった。
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リン・ラインヴァイス
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ヒツジーヌ(プロフ) - コメントありがとうございます！シリアス続きで申し訳ないですが・・・これからも更新してくのでよろしくお願いします！ (2020年4月16日 15時) (
レス) id: 2ea12bbccc (このIDを非表示/違反報告)
星月_hosituki_ - あっ、神ですねぇ…！アルネ様かっこいi((( いやぁ…シリアスですなぁ…。更新頑張ってください！続き待ってます！ (2020年4月16日 14時) (レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
MAI - とても面白くて続き楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年1月21日 20時) (レス) id: ba95c5b389 (このIDを非表示/違反報告)
シロン - 作品と作者=神 (2019年12月12日 16時) (レス) id: 3b749f8595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒツジーヌ | 作成日時：2019年10月20日 10時
