▽3話 ページ6
またあの夢だ。
やっぱりお兄さんの顔は見えない。
私に記憶がないから？
思い出す資格が無いとでも言うように辺りがいつもより激しく光輝く。
その人の姿は徐々に消えていった。
「待って！！」
私はとっさに手をのばした。
でも次第に光は弱まってその人の姿は消えて、
辺りがだんだん暗くなる。
「何故いつも同じ人がでてくるの？」
私は急に胸が痛くなった。
こんなこと今までなかったのに。
慌てて胸をおさえると
「あっ…」
口から何かがあふれてくる。
私の胸は真っ赤に染まっていた…
◇
「……！？！？はぁ、はぁ……いつもと、違う…」
時計の針が進む音と、自分の呼吸音のみが耳の奥で響く。
夢から覚めたのだとその音で安心した。
窓の外がもう薄明るい。そろそろ朝なのだろう。
少し心を落ち着けるために窓を開けてベランダに出た。
朝日が昇ってからそう時間が経っていないようで、
目線の高さを同じくらいのところに太陽があった。
「綺麗…」
暖かい風が私をつつみこむ。
朝日の美しさに夢で見たあの光景が少しずつ緩和されていった。
〜 30分後 〜
「A、起きなさ……っえ！？」
「おはようございます、お姉さま」
「嘘でしょ…まさか自分一人で起きられたなんて！」
「あら、私だって起きれるのですよ」
「おはよう、A」
「おはようございます！お兄さま」
「信じられない…」
「何が信じられないの」
「おきているのよ！あのAが！」
「こういう日もあるんじゃない？」
「……まぁ、そうね」
よかった、あの２人の喧騒を聞かずに済んだ。
「お食事にしませんか？」
「えぇ…そうしましょう」
「そうしようか」
◇
「さっきはごめんなさいね…A」
「大丈夫ですお姉さま。いつもと違うと焦ってしまう気持ちは分かります」
明日からも、早起きできるといいな。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
黒いペン
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あずきいろ
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加藤フリゲ大好き♪(プロフ) - アルネ様激怒w。あ、ヒツジーヌさん受験期間ですよね。頑張って下さい！更新停止がなくなるのを楽しみに待たせて頂きます！ (2018年12月20日 20時) (
レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪(プロフ) - いえ！こっちこそ、勘違いしてごめんなさい。 (2018年12月18日 22時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
ヒツジーヌ(プロフ) - 加藤フリゲ大好き♪さん» 20 に出てきたエリーゼは、本編とはまた無関係のエリーゼです。紛らわしくてすみません。m(__)m (2018年12月18日 22時) (レス) id: 4383c196b3 (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪(プロフ) - 20に出てきた"エリーゼ"って、本編のエリーゼに思えてきている自分。 (2018年12月18日 22時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪(プロフ) - はい！星のマーク押してきまーす！ (2018年12月18日 15時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒツジーヌ | 作成日時：2018年12月4日 21時
