▽2話 ページ5
朝食を食べ終えた私は自室に戻り、
鏡で身だしなみを整えてリンちゃんの来訪を待つ。
「…早くリンちゃんに会いたいな」
リンちゃんといる時だけは素直になれる。
リンちゃんは12歳の時に知り合った幼馴染です。
記憶喪失の私の為にいろいろな事を教えてくれました。
私にとっての先生であり、お姉さま的存在でもあるのです！
「…そろそろ来るかな？」
◇
コンコンとエントランスドアの音がなった。
「きっとリンちゃんだ！」
私は走ってエントランスへ向かった。
「おはようA。そしてお久しぶりです！」
「おはようリンちゃん。今週はどこか出かけていたのかな？もしかして…」
「はい！ジャパンに行って来ました！！
ジャージを買うならジャパンのいまむらです！Aの分も買ってきましたよ！」
そういってリンちゃんから手渡されたのは青色のジャージで、
リンちゃんの持っているジャージの色違いだということが分かった。
これが…『嬉しい』、ですね。
「そういえば、エリーダ様はいないのですか？」
「…お姉さまなら、二階の自室にいるよ」
「そうなの？ありがとうA！」
リンちゃんが２階へ上がっていくのを目で追う。
その背中が見えなくなると何だか言い表せない感情になってくる。
私の予想だと、これは『嫉妬』という感情だ。
「お姉さまにリンちゃんをとられたと思ったから、か」
記憶喪失直後、私は医師の診断でアレキシサイミアだと診断されました。
何らかのストレスが急激に重なったことにより起こってしまったそうです。
その当時は記憶と感情を同時に無くしてしまったようなものだったので、
元の私になる改善をすることが困難だったと聞きます。
いまはなんとなく、感情についてわかってきたところです。
これも家族や使用人やリンちゃんのおかげですね。
〜1時間後〜
「今日はありがとうございました！」
「ふふ、リンちゃんとの吸血鬼の話は盛り上がってしまいますわ！」
「…リンちゃん。明日は来る？」
「明日はお母さまの命日なので…ごめんなさい。
明後日には会えます！そんなに暗い顔はしないでA」
「はい…今日はありがとう、さようなら」
「さようならA、エリーダ様」
エントランスドアから差す光はオレンジ色で、
そろそろ夜がやって来るのだと気付いた。
「…また、あの夢を見るのでしょうか」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
黒いペン
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーキャラ
リン・ラインヴァイス
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
加藤フリゲ大好き♪(プロフ) - アルネ様激怒w。あ、ヒツジーヌさん受験期間ですよね。頑張って下さい！更新停止がなくなるのを楽しみに待たせて頂きます！ (2018年12月20日 20時) (
レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪(プロフ) - いえ！こっちこそ、勘違いしてごめんなさい。 (2018年12月18日 22時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
ヒツジーヌ(プロフ) - 加藤フリゲ大好き♪さん» 20 に出てきたエリーゼは、本編とはまた無関係のエリーゼです。紛らわしくてすみません。m(__)m (2018年12月18日 22時) (レス) id: 4383c196b3 (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪(プロフ) - 20に出てきた"エリーゼ"って、本編のエリーゼに思えてきている自分。 (2018年12月18日 22時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪(プロフ) - はい！星のマーク押してきまーす！ (2018年12月18日 15時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒツジーヌ | 作成日時：2018年12月4日 21時
