035 ページ35
A side
次の日の朝
図書館に向かうと阿部くんが
私のいつもの席の隣に座っていた
阿「 おはよ、あれ？ Aちゃん？
コンタクトに変えたの？？
…………めっちゃ似合ってる 」
そう余裕そうなキラキラの笑顔で
微笑みかけてくれる阿部くんはやっぱり狡い
‘‘ 私ばっかりドキドキして嫌だな ’’
『 阿部くんが言った、から、』
自分で言ってて頬が赤くなるのがわかる
チラッと阿部くんの顔を見たけど
阿部くんの顔は見えなくて、
阿「 Aちゃん、そうゆうの反則だから
俺以外にそういうこと言ったらダメだよ、？
………あと今日から隣で勉強していい？？」
顔を上げた阿部くんはさっきまでの
余裕そうなキラキラの笑顔じゃなくて
私と同じで頬が赤くなってる、
『 うん、』
本の匂いがいつもより心地よく感じた
勉強し終えて生徒会室に向うと
(( ギュッ ))
突然後ろから誰かに抱きしめられる
それと同時に広がる甘い香り
『 いわはし、くん？』
岩「 あたり〜！ Aちゃん、おはよ！」
そう言って岩橋くんが私の方へ向く
岩「 え？！ Aちゃんネガネやめたの？
とっても可愛い、似合ってるよ〜！」
そう言ってニコニコ微笑んでくれたので
私もつられて笑顔になる
岩「 でも、なんで？？」
『 阿部くんがメガネ取ったほうが
似合うって、言ってくれて、だから 』
岩橋くんとの間に流れる沈黙
岩 「 えー、顕嵐のためなの？」
そう言いながら岩橋くんの顔が近づいてくる
岩「 それならやだ。
………俺だけのAちゃんで、いて、よ 」
最初の強気な態度とは一転して
だんだん小さくなっていく岩橋くんの声
その表情があまりにも切なくて、
『 いわはし、くん？ 』
どちらかが動いたらキスできるくらいの距離
私の唇の横でチュッと音がなる
岩「 ごめん、したくなっちゃった
次はココにしていい？」
そう言って私の唇を指す彼は
いつもの可愛らしい笑顔に戻っていた
岩「 その可愛い顔俺以外に見せたらダメだよ？
じゃあ、俺先に行くね！ばいばい！ 」
‘‘ なんだろう、心臓がうるさい。’’
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかちゃん(プロフ) - めちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃおもしろいですね!!!!更新楽しみにしてます☆ (2016年5月10日 17時) (携帯から) (
レス) id: 1ff1961e5b (このIDを非表示/違反報告)
ひな - すごい面白くて一気に読んでしまいました！勝利くんも楽しみです。更新楽しみにしています☆ (2016年5月9日 16時) (レス) id: 65d1545e35 (このIDを非表示/違反報告)
名無し55311号(プロフ) - すみません。きになったので聞きます。まみちゃんって誰ですか？ (2016年5月7日 23時) (レス) id: 9518d77807 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎさん(プロフ) - 皆さんコメントありがとうございます( ｉ _ ｉ ) たくさんの人に面白いって言ってもらえてとても幸せです！これからも頑張るのでよろしくお願いします！ (2016年5月4日 18時) (レス) id: 37c7e5941a (このIDを非表示/違反報告)
うさぎさん(プロフ) - しょりるん???さん» コメントありがとうございます(>_<) 佐藤さんはパート2でいきなりメインで出す予定なので楽しみに待っててもらえたら嬉しいです！ (2016年5月4日 18時) (レス) id: 37c7e5941a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさぎさん | 作成日時：2016年4月10日 23時
