131話 ハンターということ ページ8
アカネ「いいかいA、今から言うことは人には隠しておくこと」
A『…そんなに大事な話なの?』
アカネ「だからだよ」
A『うん…分かった』
アカネ「……実はA、君にはハンターの素質があってね」
A『ハ、ハンター?』
予想もしなかった師匠の言葉にぽかんとするA。
A『師匠、ハンターって…?』
アカネ「…この世には、誰もが力を秘めていてね。その能力を「念能力」って言うんだけど」
アカネ「ハンターは、その力を使って未知の世界を冒険したり、偉業をこなしたりする人たちのことなんだけど…」
A『えっなにそれ!面白そう…!』
アカネ「……Aのようなタイプは、手がつけられない程大きな力を持つ傾向があってね」
A『大きな、力…?』
アカネ「自分でも制御できない程の大きな力だよ」
A『…ちょっと、怖いかも』
アカネ「A。ハンターというのは、一歩間違えば人殺しだ。念の力は、簡単に人を殺す」
A『人、殺し…?』
アカネ「A、君は危ない存在だ。力があり、自覚がない分道から外れやすい。下手すれば、連続殺人なんてのも考えられる」
A『連続、殺…』
アカネ「……でもまあ、Aなら落ち着きもあるし、心配する必要もないか」
ハンターの素質があると宣言されたA。
それに、自分が持っている力は恐ろしい程危険なものだと。
でも、7歳には難しい。
師匠が心配ないというのだから大丈夫だろう。
話が終わり、外へ出ると
セイカはいなくなっていた。
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作者名:ゴンクラ命の荒川白希 | 作成日時:2023年3月26日 10時