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140話 大嫌いな自分の弱さ ページ17
学校に行っても、誰も話を聞いてくれなかった。
聞いてくれるどころか、皆Aを見てひそひそひそひそ。
冷たい目が、嘲るような目がAに刺さる。
誰もAに近付かない。
反対に皆、逃げてばかり。
セイカ「ねえ」
A『……』
セイカ「もう、二度とあたしの前に現れないでね」
A『…セイカ、』
セイカ「大嫌いだから」
A『いっ、！！』
セイカはAを見下す。
足を踏みつけられ、Aは悶え苦しむ。
セイカはくすくすと笑う。
段々と、その笑い声が大きくなる。
セイカ「ははっ、ほんと」
セイカ「大嫌い」
Aは思った。
私は弱いから、何もできない。
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作者名：ゴンクラ命の荒川白希 | 作成日時：2023年3月26日 10時
