【H×H】独り娘のWaltz 終焉-エピローグ-3 (ページ9)

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80話　雨と雷が止まないページ9

団「言葉通りだ。今夜ここを立つ。今日でお宝は全部いただける。それで終わりだ」

ノ「…まだだろ」

ノ「鎖野郎を探す」

団長の考えは分かる。
ノブナガの考えもよく分かる。
だがノブナガ、それはやめてくれ。
私さっき彼らとバイバイしてきたばっかなのに。

まあ、もう次会ったときには正真正銘の敵だけれど。

雨と雷が止まない。

団「ノブナガ、オレの質問に答えろ」

痺れを切らした訳でもないが、団長が"盗賊の極意"を手にする。

隣にいるお兄ちゃんに小声で話す。

A『団長、誰かと会ってきたんだっけ？』

シャ「ノストラード組の娘だよ。百発百中の占いの能力らしい」

A『百発百中…』

ノストラード組の娘……

言われても全く思い浮かばない。

大方、その能力で商売しているのだろう。
そんな珍しくて面白い能力、使わない方が勿体ないだろう。

団長が紙とペンを取り出し、さらさらと何かを書いていく。

なにあの手の奴、気持ち悪…

暫くすると、その紙はノブナガに手渡された。

ノブナガは紙から目を離さない。
何が書いてあんの？

団「オレ達がマフィアの競売を襲うこともこいつに予言されてたわけだ。十老頭にもファンがいたらしい」

フ「なる程それで合点がいく」

シ「ノブナガのはどんな占いが出たんですか」

団「自動書記といってな、オレには内容はわからない。ノブナガ本人に聞けよ」

ノブナガはうんともすんとも言わない。

そんなに衝撃的な内容だったのか。