92話 占い通り？ ページ21
シャ「もし団長の乗った車を見つけたら…」
フィ「…団長のケータイからだ」
その電話はクラピカからだろう。
ノストラードの占いで出た「両方」って、クラピカのことじゃないだろうな……
フィ「2つ目の指示だが、人質の2人はオレ達が来る前にかなり暴れたようでな。2人とも何か所か骨折してるぜ」
ク「ならば交渉の余地はない」
ブツッ
………
ク「なんだ」
フィ「すまんウソだ。2人は無傷だ、許してくれ」
阿呆だ。
阿呆がおる。
そもそもフィンクスが出るのが間違い…
ノブナガ、パク、マチ姉がフィンクスをしばく。
そりゃそうだ。いいぞ、もっとやれ。
結局電話はパクのもとへ。
クラピカはパクにどんな交渉をもちかけるのか。
……
クラピカ、
ノ「パク！？」
電話が終わったらしいパクは、何も言わず、振り返ることもなく出て行った。
それをフィンフェイ兄お兄がすかさず追おうとする。
絵面…
ノ「鎖野郎からの指示だ。オレ達はアジトに戻る。パクは一人で行かせるんだ」
フィ「そういやそんなこと言ってたな。追跡するなとかなんとか。それがどうした」
ノ「な…」
ノ「てめェまだわかんねーよか！？指示に背いて後追ったら団長が殺られんだよ」
フィ「バカかお前。そうなったらその後鎖野郎を殺して終いだろうが」
うーん。
まずそうならないようにすることも大事だけど、どうだろう。
シャ「同感だな。パク一人だけ行かせても意味がない。ズルズル奴の指示に従えば占い通りになっちゃうよ」
マ「あたしはノブナガに賛成だ。今はまだ指示に従った方がいい」
コ「ぼくも」
フィ「今は？そりゃいつまでだ。手足が半分失くなるまでか！？」
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作者名：ゴンクラ命の荒川白希 | 作成日時：2023年3月21日 11時
