【H×H】独り娘のWaltz 終焉-エピローグ-3 (ページ3)

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74話　その後の一杯ページ3

A『あれ？ノブナガ逃げられたの？』

ノ「うっせえ！！」

ゴンキル2人の見張りをしていたノブナガだが、結局逃げられたようで。
まあ、私としてはそっちの方がずっとありがたいんだけど。

ノブナガ相手にケラケラと笑う私の元へ、先程隣で乾杯をしたお兄ちゃんが降りてくる。

シャ「A、あんまうろちょろしないの。A酒癖悪いんだから」

A『そこまで酷くないよー。そんなこと言ってさあ、どうせお兄が私を離したくないだけでしょ』

シャ「うん、まあそうだけど」

A『あーもー可愛いんだから！』

シャ「嬉しくない！オレよりAの方が断然可愛いし！」

A『えー私は別に可愛さないよ。ただ強いだけ♡』

フィ「はは、間違いねえな！」

シャ「もー」

私は私でとても機嫌がいい。

大きな仕事の後は団長から私も飲酒の許可を貰えるのだ。
普段は介抱係(主にお兄)がいないと許可は貰えないのだけど。

戦い後の一杯はどんなことにも勝る。

A『ビールあと何本あるー？』

フィ「A、電話鳴ってんぞ」

A『は？そんなんどうでもいいよ。今電話なんて出たくないし出る気もない』

フィ「でも鳴り止まねえぞ」

A『いいって』

団「A、うるさいから出ろ」

A『なんだよ団長えらそうに！！団長の方がうるせえわ！！』

団「ぐすん」

私は番号も見ずにフィンクスからケータイをひったくり、応答を押して外に出る。

A『なんだよこんな機嫌のいいときに！！』

キ「あ、やっと出たよ。おせーっつーの」

おおっと、キルアだ。

これはよくない展開。

さっさと切りたい。