【H×H】独り娘のWaltz 終焉-エピローグ-3 (ページ11)

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82話　マリオネット・エメラルドアイページ11

団「これから残りのメンバーも占う。そこにはシズクの様に危険回避の助言が出ているかもしれない。それぞれこの紙に名前、生年月日、血液型を書いてくれ」

"天使の自動筆記"。

団長が例のノストラードファミリーの娘から奪ってきた能力らしい。

自動書記による詩という形式で、他者の未来を占うことができる。
預言詩は4〜5つの4行詩から成り、その月の週ごとに起こる出来事を暗示している。
らしい。

私たちは全員団長に占って貰うことになった。

書いてあることはそれぞれ。
シズクなんかは2週目までしかないから来週死ぬとか言っていた。

団「A、お前のだ」

A『ありがとう』

ノストラードファミリーはこの能力で金を稼いでいたらしい。
団長に能力を奪われた今、彼らは生きていけるのだろうか。

A『っ！』

なに、これ。

あまりに私の顔が険しかったのか、隣にいたお兄が反応した。

シャ「A、何が書いてあったの？」

お兄は眉間に皺を寄せ、私の紙を覗き込もうとする。

きっと今、私もこんな顔をしているのだろう。

シャ「ちょ、A本当！？3週目までしかないじゃないか！！」

言われるまで気が付かなかった。

言われるまで気が付かない程に________

大切な暦が一部欠けて
遺された月たちは盛大に弔うだろう
白い堕天使は暦から外れ
心臓の花は快く受け入れない

免れた堕天使は思いを馳せる
その思いは愛を潰し個を開く
常に帰り道を開いておく必要がある
二人旅を望まないとするのならば

公の場で血塗られた人形と目を合わせ
あなたの旅は終始を決めかねない
気の狂う微笑みは両方を殺し
踊り続ける闇人形は幻影と共に欠けていく

ああ、分かる。

マ「なにこれ、全然意味分かんないんだけど」

心当たりがありすぎる。

シ「途中からないのあたしと一緒だ」

ああ、どうしよう。

＊＊＊
占いの内容は解説書いてないと自分でも分からなくなる程です。
冨樫大先生よりずっと言い回しが面倒臭いです認めます。
なので閲覧者様が意味分からないのはそりゃそうです悩まないで下さい(誰も悩んでない)。

全ての解説は完結してから書く予定です。