【特別編5】劣等感と嫉妬と嫌悪感 ページ43
雪咲side
安室「これだけ聞いても？」
A『何ですか？』
警察がここにくることがわかって
この後事情聴取をするために呼ばれるだろうな
もう安室さんと会うこともないだろうと思って
安室さんに背を向けて扉の方へ向かうと
声をかけられ振り返る
安室「Aさんは何者ですか」
A『えぇ……どういう意味ですか…』
安室さんは鋭い目線を向けてくるが私を見ている
何者か、そんなことを聞かれてもわからなくて
首を傾げて間抜けな顔をしてしまったのに
向ける目線も変えない不自然な笑顔を貼り付けた安室さんが口を開く
安室「身体能力、観察眼、どちらをとっても普通じゃないんですよ」
A『私は普通の女子大生ですよ。私の…親友方がすごいです』
実際そうだ
私よりもはるかに優れた身体能力、頭脳、観察眼が良くて
見た目は私よりずっと幼いのに全て優れていて
醜い劣等感が胸を埋め尽くすことばっかだ
言葉にするだけでも口の中が苦く感じる
A《多分私今、相当酷い表情してるんだろうね》
醜い黒い感情が胸で渦巻いて表情が歪むの感じる
直そうと思っても治らない
親友を肯定して褒めること
それだけで羨ましいとか嫉妬してしまう
その醜い酷い自分に嫌悪感が溢れていく
あぁ何でこんな私なんだろうか
私ごときが夢花の親友を名乗っていいのかな
安室「そうですか…d」警察「警察です！皆さん大丈夫ですか！！」
A『警察……ではまた会うことがあれば』
安室「あ！ちょっと待ってくださいっ！」
安室さんが何か言おうとしたとき警察が入ってきた
このまま絡まれてしまったら嫌だしこのまま逃げちゃお
駆け足で警察の方へと逃げていく
後ろを振り返りことはしない
A『ごめんなさい』
誰も聞いていないだろうから溢れた言葉は
私の自己満足でしかないけれど
多分安室さんに向けた言葉だったんだと思う
しっかりと地面を踏んでいた筈なのに
宙に浮いてるように感じて
目の前の景色が崩れていく
聞こえていた周りのざわめきも聞こえない
あ、これ夢だ
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モチモチの雪(プロフ) - シンヤさん» いえ、こちらこそ読んでコメントしてくれる人がいるから頑張りがいがあるところもあります！！見てくださりありがとうございます！ (6月11日 21時) (
レス) id: eac1a17ffb (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - こちらこそいつも楽しませてくださり、ありがとうございます🙏🙏続きとても楽しみにしています🥰🥰いつもコメ返しありがとうございます🙏 (6月11日 19時) (レス) @page24 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチの雪(プロフ) - シンヤさん» 面白い行ってもらえてとても嬉しいです！暇があったり現実逃避したい時にまた書けたら書きますね (2023年4月11日 21時) (レス) @page12 id: eac1a17ffb (このIDを非表示/違反報告)
モチモチの雪(プロフ) - シンヤさん» あーすみません。前作の方のコメントを見ていたせいで消しちゃいました。ごめんなさい (2023年4月11日 14時) (レス) id: eac1a17ffb (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - とても面白いので消さないで欲しいです。 (2023年3月24日 9時) (レス) @page4 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチの雪 | 作成日時：2023年2月26日 14時
