【アイナナ】存在価値は2【完結】+短編集になります！ (ページ1)

今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:52,148 hit

誰だってページ1

環｢そーちゃん！！そーちゃん！！部屋いねーの！?｣

ガチャ

壮五｢環くん……そんなに叩かなくても聞こえるよ。どうしたの?｣

環｢そーちゃん、俺達、殺されるかもしれない！！｣

壮五｢……?怖い夢でもみたのかな？｣

環｢ちげーよ！！Aが言ってたんだ！！｣

壮五｢えっ……?Aくんが？何かの間違えじゃない？｣

環｢絶てぇ間違いねぇよ！！｣

一織｢あ、四葉さん！！……まさか逢坂さんに話してないでしょうね？｣

環｢話した。｣

壮五｢一織くん……これはどういう事かな？｣

一織｢……四葉さんが、Aさんの部屋の前で聞いたそうなんです。『殺さなきゃ……殺さなきゃ僕が危ない……』……と。｣

壮五｢でも……それだけじゃ、僕達の事を言っているかなんて分からないだろう?｣

一織｢えぇ、私もそう言ったのですが……｣

環｢だから！！きっと俺達を此処に住まわせてるから警察になんかされんだよ！！だから俺達の事っ！！｣

壮五｢ちょっと待ってくれないか。Aくんはついこの間僕達と本当の家族になりたいと言ってくれたばかりじゃないか。｣

一織｢そうですよ。それにAさんがそんな事するように見えますか？｣

環｢でも……自分が危なくなったら、誰だって自分を、守るだろ！?｣

天｢その通りだね。｣

一織、壮五｢！！！｣

環｢てんてん……！！｣

天｢その呼び方やめてって言ってるでしょ?……で、今の話は本当なの?｣

環｢あぁ！！間違いねぇよ！！俺ハッキリ聞いた！！！｣

天｢……ふーん。そう。｣

一織｢九条さん、まさか九条さんまでAさんを疑う訳じゃ無いですよね？｣

天｢確かに、彼の証言じゃなんの事か分からないけど、警戒するに越したことは無い。僕には守らなきゃいけない子が居るから尚更ね。｣

壮五｢……｣

千｢……僕にも守らなきゃいけない子が居るからね。｣

一織｢千さん！?｣

千｢ごめんね。立ち聞きするつもりは無かったんだけど…ちょっと素通り出来なかった。｣

ナギ｢それに、そんな大きな声で喋っていたら、嫌でも聞こえます！Aさんに聞かれる前に、どなたかの部屋へ……｣

一織｢六弥さんまで！?｣

｢僕がどうかしましたか?｣

1、4、5、6、9、千
｢！！！！！！｣

｢こんな所でどうしましたか？何か困った事でも……?｣

これからもよろしくお願いします！
(´｡･∀･｡｀)