【アイナナ】存在価値は

本当は…… ページ42

大和｢……叩いてごめんな。A、本当に此処を出て行くのか？それが、Aのやりたい事なんだな？｣


｢っ……本当は……出て行きたくなんて……ありません……！！でもっ！！｣


大和｢ストップ。だったら、居れば良い。元々Aの家なんだから。俺達が居候してる身だからな。｣


｢それじゃあ……！！｣


大和｢はぁ……だからな、同じだよ。お前さんも俺達も。俺達は獣人だから今まで散々酷い事されてきた。お前さんは、その目のせいで散々酷い事されてきた。オッドアイはタダの言い伝えに過ぎない。現に、何も起きてない。｣


陸｢そうだよ！逆にAに会えて嬉しいかった！！｣


環｢ん。Aに拾ってもらわなきゃ、俺らやばかった。｣


ナギ｢yes……A、気にしないで下さい……｣


｢皆さん……｣


大和｢大丈夫。例え何があっても、それはAのせいじゃない。そもそも、何も起きないから安心しろ。お前さんの義親さんもただ、運が悪かっただけ。お前さんのせいじゃない。｣


｢僕は……此処に……居ても良いんですか？｣


楽｢当たり前だろ?｣

龍之介｢だって、俺達家族でしょ?｣


｢っ……！！うっ……うぅっ……｣


大和｢よしよし、大丈夫。思いっきり泣けばいい。｣


｢うっ……ﾋｯｸ｣



ずっと……1人かと思っていた僕に……
皆さんが家族と言ってくれた。

今まで皆さんに言ってきた事なのに言われて初めて気付いた。


……家族だと思って無かったのは……僕の方だ……


本当に家族になれたらどんなにいいかと思っていただけ。1人になりたくなくて、都合よく皆さんを利用していただけなのかもしれない。


……卑怯な人間だっ……




……






あれからどれ位泣いていただろう。
ずっと大和さんは僕に胸を貸してくれて……
皆さんも何も言わず、ずっと僕が泣き止むのを
待っていてくれた。



……




｢……ありがとうございました。お陰様でスッキリしました。｣


大和｢なら、良かった。｣


｢すー……はぁ……、僕は皆さんの事、本当に家族だと思っていなかったのかも知れません。ただ、1人になるのが怖くて僕の都合よく言っていただけかも知れません。でも、今はっきり分かりました。｣


一同【……】


｢僕はっ……｣







イベント始まりましたね！
ﾗﾝｷﾝｸﾞ頑張りましょう！(●'д')bﾌｧｲﾄです

答え→←言うべき事

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す