【アイナナ】存在価値は

秘密 ページ40

｢皆さん、お待たせしました！……あれ……?｣


一同【スー……スー……】


｢寝ちゃった……やっぱり寝る時猫ちゃんになる方が多いんですね。｣


丸まって寝ていて、本当に可愛い……


｢あぁ……何でこんなに猫ちゃんは可愛いですかね……｣


｢……ん、目にゴミが……今の内にコンタクトレンズ洗っときましょう。｣


……洗面台……


｢ふぅ、コンタクトレンズは疲れますね……｣


コンタクトレンズに今度度を入れてもらおう……
そうすれば、メガネをかける必要が……


｢……何で……オッドアイなんでしょうか……｣


鏡に映る僕の瞳は、やっぱり何処か現実離れしている。


｢お義父さん……お義母さん……もしかして、僕のせいで……事故にあったんですか……?｣


もし……そうだとしたら……


｢っ……その内……あの人達にも被害が……｣


一織｢あ、Aさん、洗面台使っていらっしゃったんですね……｣


｢！！！！いっ、一織さん！?｣

どうしよ！コンタクトレンズ付けてない！


一織｢……?どうしました？俯いて……｣


｢なっ、何でもありません！大丈夫です！！｣


三月｢ん?あれ、どうしたんだ?｣


｢(三月さんまでっ……)｣


三月｢何処か調子悪いのか?｣


｢本当に……大丈夫です……｣


三月｢いや、大丈夫じゃなそうだ！顔見せて！！｣


グイッ！！


｢っ……！！！｣


一織、三月｢っ……！！！！｣


｢っ……だから……嫌だったんです！｣

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ


三月｢あ！｣


一織｢Aさん……オッドアイだったんですね……｣


三月｢あぁ……｣


……



｢みられちゃった……もう……僕の事嫌いになってしまう……また……1人……｣


……でも僕は1人の方がいいのかも知れない。
だって……一緒に居る人を……傷付けてしまうかもしれないのだから……。


｢僕には……誰も居ないんだ……暖かい居場所が……｣


一織｢居ました！兄さん！｣


三月｢おう！｣


｢っ……三月さん、一織さん！！｣


三月｢あ！待てっ！逃げるな！｣


一織｢待って下さい！｣


｢嫌です！僕は……もうこの家を出ていきます！｣


三月｢なっ……ちょっと待て！！！｣


グイッ


｢あ……｣


三月｢勝手な事言うなよ！！何で出て行くんだ！｣


｢だって……！！僕が怖いでしょう！?一緒に居たら……何か被害が起きるかも知れない……！！そうなってからじゃ、遅いんですよ！?｣

言うべき事→←信じる

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す