【アイナナ】存在価値は

それぞれ思う事 ページ25

バタン……



一織｢兄さん、Aさんはどうでした？｣


三月｢今はぐっすり寝てるよ。｣


壮五｢……まさかあんな事になるなんて……｣


ナギ｢……Aさんは、何時もあんな事されてるんでしょうか？｣


大和｢だとしたら、俺達に優しいのもそのせいかもな。｣


百｢やっぱり、付いて行くべきじゃ無かったね……｣


天｢っ……すみません……どうしても信じられなくて……｣


陸｢天にぃ……｣


千｢天君のせいじゃないから大丈夫だよ。僕だって、完璧に信じてる訳じゃない。｣


楽｢正直俺も信じられてなかったし。｣


龍之介｢俺も……優しい人だとは思ったけど…｣


環｢……アイツ、夜中に、俺の部屋に来た。そんで、俺の事……抱き締めてくれた。｣


壮五｢環君……｣


環｢アイツ約束した。俺達の嫌がる事、しないって。｣


ナギ｢……ワタシもAさんに問いました。何故、ワタシ達にここまでするのですか？……と。｣


三月｢……｣


ナギ｢そしたら、分からないと言ってました。でも、ワタシ達傷だらけで住む所が無いから放っておけないって言ってました。｣


三月｢Aさん……｣


ナギ｢優しいのですねと……ワタシ言いました。そしたら、“僕は別に優しく無いですよ。当たり前の事です”と言ったんですよ。｣


楽｢当たり前の事……?｣


ナギ｢そうです。当たり前の事。彼はワタシにそう言いました。｣


龍之介｢……もしかしたら、自分がああいう事されて嫌な思いしてるから……｣


一織｢私達の話も親身になって聞いて下さったんですね……｣


天｢っ……｣


陸｢やっぱりAさん……良い人だったんだっ……！！｣


百｢そうだね！｣


千｢……もしかしたら……信じても……いいのかも知れない……｣


天｢っ……はいっ……。｣




ガタッ！！！




一同【！！！！！！】


一織｢今の音はっ……?｣


龍之介｢Aさんの部屋から聞こえたね！｣


三月｢様子見に行こう！！｣


ガチャ！！！



｢っはぁ……/////っはぁ/////｣


壮五｢Aさん！！｣


｢っはぁ……/////……あれ?……壮五……さん?｣


壮五｢何してるんですか！?｣


｢っはぁ……/////しっ……ごと……/////しなくちゃっ……はぁ……/////｣


三月｢今は寝てなきゃダメですよ！凄い熱何ですから！｣


｢っはぁ……/////だいっ……じょうぶ……です……っはぁ……/////いつもの……/////事っはぁ/////ですからっ……/////っはぁ……はぁ/////｣

いつもの事→←熱

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