【アイナナ】存在価値は

それぞれ ページ11

｢ごちそうさまでした。｣


百｢あわわっ……まだ食べ終わってない！ングっ！｣

千｢百！！！｣


｢だっ……大丈夫ですか！?水飲んで下さい！！｣

千｢……｣

｢あ……ｺﾞｸﾘ……はい、大丈夫です。｣

千｢……ありがとうございます。百、飲んで。｣

百｢ぷはぁ〜ありがとう！｣


｢ゆっくり食べて下さい。僕はこれから仕事があるので、早めに食事を終わらせたかっただけですので。あ……お皿はすみませんが台所に置いておいて下さい。では、失礼します。ごゆっくり。｣


バタン……


百｢優しい人だね。｣

千｢……｣



Aの部屋

｢はぁ……僕凄い勢いで疑われてるな……｣


でも……あの話が本当だとすれば…

｢そりゃ、そうなるよね。僕だって……｣

人間は怖い。


…………


｢まだ何か隠してるな……多分……何時か話してくれる時が来るだろうか……｣

僕も……話せる時が来るだろうか……この目のことを。



……皆のお風呂……


ナギ｢大浴場行きましょう！｣

大和｢あぁ……風呂なんていつぶりだろ……｣

楽｢確かにな……｣

龍之介｢楽しみだね！｣




一織｢兄さん、これはどう使うのでしょう。｣

三月｢うん?……分かんねぇ。捻ってみるか？｣

キュッ

サー……


一織｢わっ！！！兄さん冷たいです！！｣

三月｢悪い！！！大丈夫か?これ捻って水が出んだな！｣

一織｢そのようですね。こんな物があるとは……｣




壮五｢環君！！服脱ぎっぱなしにしないで！！ちゃんと畳む！｣

環｢えぇ……めんどい。風呂入る。｣

壮五｢あ！！環君！！……はぁ……仕方ない、僕が畳むか……｣

環｢ぎゃぁぁぁ！！！！｣

壮五｢！?環君！?どうしたの！?｣

環｢水が出てきた。ちょー、冷てぇ。｣

壮五｢はぁ……びっくりした……当たり前だよ！！シャワー何だから！｣




千｢百、背中洗ってあげる。｣

百｢ありがとう！！後で千のも洗ってあげるね！！｣

千｢ふふっ、ありがとう。……傷……酷いね。｣

百｢……それは千も同じでしょ?……むしろ俺より酷い。｣

千｢僕は大丈夫だよ。百を守る為だから……守れてないけどね。｣

百｢そんな事ない！！｣

千｢ありがとう。｣



陸｢天にぃ！！お風呂ちゃぽちゃぽ気持ちいいよ！！｣

天｢そう。良かったね。余り長居したらダメだよ？発作起こしちゃうかもしれないからね。｣

陸｢うん！分かった！｣

天｢陸は僕が必ず守ってあげる。｣

陸｢天にぃは何時も俺の事守ってくれてるよ！｣

天｢陸……｣

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