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無事に式も終わって、元太くんと一緒に部室に向かう。
終わったあとみんなで集まろうって約束してたんだよね。
「みんな友達とかと写真撮ってるだろうからもうちょっとかかるかな〜？」
『そうだね〜、のんびり待っとこ！』
式が終わって下級生はそこで終わりだから、さすがにまだ誰もいなくて。
そういえば何となくこれからの部活のことって話してなかったけど、どうなるんだろ…。
元太くん、別の人たちと一緒に踊るのかなあ…
「ね、俺らも写真撮ろうよ」
『え？わたしたち？』
「うん、卒業はしないけど…カップルだし？」
『あはは、そうだね、撮ろっか？』
いつも発想がよく分からない元太くんだけど、隣にいると楽しくて。
いつの間にか私の中でとっても大きな存在になってたなって、なんか元太くんとは離れるわけじゃないのにしんみりしちゃった。
「ほら、もっと寄って！」
『え！！わ、うん…』
ぐいって引き寄せられて、しんみりした気持ちは忘れて一気にドキドキする。
まだこの距離は慣れないなあ…未だに緊張しちゃう。
「ほら、撮るよ〜？笑って？」
『ふふ、はーい！』
「…よし！いい写真撮れた！」
『見せて？……元太くんって、やっぱりかっこいいね』
写真を見て、思わず本音が漏れる。
元太くんって、やっぱりいつ見てもかっこいいんだよなあ…
「え！何どうしたの急に！」
『本音言っただけだよ』
「も〜、何それちょーかわいい！」
『わ、ちょ、』
"Aはかわいいね"って耳元で囁かれて、そのままキスされそうになって思わず目を瞑る…けど。
ガタッ！
『！？』
「わ、物音立てんなよ、バレたじゃん」
「ごめん〜！2人とも相変わらずアツいね」
『…！？見てました！？』
物音に慌てて振り向くと、ちゃか先輩と閑也先輩がそう言いながら部室に入ってきて。…あ、後ろに他のみんなもいる。
「あはは、ごめんね。覗くつもりはなかったんだけど…入ろうとしたらたまたまいい雰囲気だったから…」
後から入ってきたのえる先輩の弁解が入る。
…いや、うん。初めから部室に先輩たち来るってわかってたもんね…
「ちぇ〜、今いいとこだったのに！」
拗ねる元太くんにみんなが笑って、すっかりいつもの空気。
久しぶりに全員集合だ。
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Noa(プロフ) - ゆうり。さん» 大好きな作品って言ってもらえてとてもうれしいです…！こちらこそ読んでくださりありがとうございました！ (2021年2月12日 8時) (
レス) id: d7db4c18ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり。(プロフ) - 更新してくださりありがとうございます！とても大好きな作品でした！ (2021年2月11日 16時) (レス) id: f75e37000d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - にぱたんさん» 更新空いてしまったのにお優しい言葉ありがとうございます！続き気になってもらえるの嬉しいです…。引き続きよろしくお願いします、！ (2020年11月22日 19時) (レス) id: d7db4c18ff (このIDを非表示/違反報告)
にぱたん(プロフ) - 久しぶりの更新楽しみに待ってました！続きがすごく気になります(^^) (2020年11月22日 13時) (レス) id: 31132576ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Noa | 作成日時：2020年10月21日 7時
