58 ページ12
※作者は法律に無知です
※一応調べましたが間違っている可能性大なのであくまでフィクションと思いゆる〜く読んでください
- - - - - - - - - - - - - - - -
『え…………っと、どういうこと？』
お兄ちゃんはいつも突然だ。
何も呑み込めていない私。…っていうか、練習しなくて大丈夫なの？
周りの部員たちも、何事？という風に私たちを見守っている。
｢あのさあ、俺は本当の兄妹だと思ってるから、別にいいかな？って思ってたんだけど、ややこしいのは事実だし｣
『う、うん？』
｢普通養子縁組っていうの？それなら、本当の親との縁は切れないまま、俺とも家族になれる。…本物の兄妹に、なれる。
まあ、Aの家族の許可ももらわないといけないけど。俺の家族の許可はもらってあるよ。実際、俺の妹にって言うか、俺の親の子供にっていう手続きするんだし｣
私が何も返事していないのに、準備万端すぎない？…って、突っ込みたいのはそこじゃなくて。
『えっと？…いやごめん、理解できない』
｢なんでだよ！…だから、俺が本物のお兄ちゃんになってあげる！｣
あの時のような、だけどあの時とは全く違う、
お兄ちゃんからの提案。
｢それ、いいじゃん｣
その言葉に私よりも先に賛成したのは、
現在喧嘩真っ最中のはずの元太くん。
｢本物の兄妹なら、頭撫でてても仲良くても泊まっても何も問題ないしね。Aちゃん、兄妹なっちゃえば？｣
『え………？うん？』
数日ぶりの会話のはずなんだけど。
なんでこんなにあっさりしてるの？
｢ひどい事いっぱい言ってごめんね。だけどあれは兄妹になる前なんだから、要注意だからね？2回目はないから！｣
『うん…？ごめんね…？』
なんだか腑に落ちないけど。
というかそれは私だけではないみたいで、元太くん意外のみんなはポカーンとして…いや、お兄ちゃんも納得してるような顔してる。いやいや、松松の思考が読めなさすぎる。
｢じゃあそういうことで、この話は解決ね！A、詳しいことはまた話そ｣
お兄ちゃんにそう言われて頷くしかなくて。…私、返事してないけど。
｢みんなごめん！リハーサル再開しよう！｣
｢ケイも、もう嘘つくなよ！｣
｢おう、ごめんな！｣
その後再開したみんなのパフォーマンスはもういつも通り完璧に揃っていて、
その後暫くして戻ってきた芸能人さんにも褒められたんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 434人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Noa(プロフ) - ゆうり。さん» 大好きな作品って言ってもらえてとてもうれしいです…！こちらこそ読んでくださりありがとうございました！ (2021年2月12日 8時) (
レス) id: d7db4c18ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり。(プロフ) - 更新してくださりありがとうございます！とても大好きな作品でした！ (2021年2月11日 16時) (レス) id: f75e37000d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - にぱたんさん» 更新空いてしまったのにお優しい言葉ありがとうございます！続き気になってもらえるの嬉しいです…。引き続きよろしくお願いします、！ (2020年11月22日 19時) (レス) id: d7db4c18ff (このIDを非表示/違反報告)
にぱたん(プロフ) - 久しぶりの更新楽しみに待ってました！続きがすごく気になります(^^) (2020年11月22日 13時) (レス) id: 31132576ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Noa | 作成日時：2020年10月21日 7時
