∠ ページ10
バゴォォォォン！！！
「あぁぁ！！ よーくーねーたーなぁーーー！！！！！」
なんだなんだ？ ルフィの大声を聞いて、私は目を開けた。いつの間にか寝ちゃってたらしい。タルの中から顔をだすと知らん場所についていた。たしかタルを拾われるんだっけ。タルから出ると雑魚海賊1が床で伸びている。雑魚海賊1、2が拳が入るほど口をあんぐりとしている。そいつらの近くにピンク色のおかっぱの少年がいた。あー、初期のコビーこんな感じだったよなー！ こう、芋くさい感じ？ まだ海軍に憧れる子供みたいな。
ルフィが伸びている海賊に心配かけたが、お前がぶっ飛ばしたんだよなぁ。私もタルからでる。狭いところにいると身体が硬くなるからやーね。腰をポキポキと鳴らす。そんな呑気なことしてると、私とルフィの首元にサーベルが突きつけられた。あちゃー。
「てめえ、俺たちを海賊と知った上でふざけてるのかぁ！！？」
左目に刺青をした雑魚海賊がそう声を荒げる。いやー、怖くもなんともねえな。私はコビーに話しかけた。
「キミ、この船に小舟とかーー」
「腹ぁ減っちゃてさ、食いもんあるーー」
「ルフィ、今は私が話しかけてんだよ！ 被せるなや！」
「でも、オレぁ腹が減って死にそうなんだよぉ〜……」
「ひっ」
「人の話を聞けェェェ！！！！」
「あっ、聞いてなかったわ。すまないな」
そういや居たな。
「こん、がきゃぁぁ！！！ シネぇぇぇぇ！！！！」
雑魚海賊二人がキレて、サーベルを振り下ろす。コビーは両手で顔を覆った。まぁ、ルフィが相手じゃな。ルフィは向けられた刃を軽くいなして、かけた刃が天井に突き刺さる。
「いきなりなにすんだよぉ」
「なんだお前たち！」
丸腰の海賊がそう尋ねる。
「オレはモンキー.D.ルフィ！ よろしく！」
「と、ドリーといいまーす。同じくヨロシク！」
私らは背中を合わせ、同時にニマッと笑った。海賊たちは悲鳴をあげて部屋から出て行った。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←第四話 ｢原作よーいスタート！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：妖怪妄想ババア | 作成日時：2018年7月24日 1時
