第3話〜トリップ〜 ページ5
｢･･･････････････。｣
目が覚めると私は何も無い空間にいる。
上も白。下も白。右も白。左も白。
｢何･･･ここ･･････。｣
本当に何も無いところにただ1人。まるで夢のようだ。
夢･･････、夢なのか！･･･？
試しに頬をつねってみる
｢痛っ･･･････････････｣
と、いうことは夢ではない。夢ではないということは現実である。
こんなことが起き得るのだろうか。
『目は覚めたか？？？』
｢え！？！？！？｣
私の背後に見知らぬ男が立っている。
｢誰･･････？｣
｢私か？私は･･･そうだな、好きに思ってくれて構わないが、世界と世界の関所の番人みたいなものだ｣
関所･･･？世界･･･？番人･･･？
訳が分からない。思い浮かぶ疑問をひとまず、見知らぬ人に投げかける。
｢ここはどこなんですか？？私はどうしてここに｢落ち着きなさい。｣･･････はい。｣
はい。と言ってしまったが落ち着けるわけない。部屋にいて気づいたら見知らぬ所にいるのだ。落ち着くなんて難しいことこの上ない。
｢お前は前の世界からはじき飛ばされた、だからお前は今から別の世界に行ってもらう。｣
･･･････････････。
泣きそうだ。
理解が全く追いつけない。どうしたらいいのだろうか。
｢詳しい説明は省くが、この世の中には沢山の世界がある。色々あって世界と世界の均衡のために何人かは移動させなければならないのだ。｣
説明してくれたつもりなのだろうが何も分からない。パニック状態だ。
まず、一つだけ確認したいことを聞いた方が良さそうだ。
｢ひとまず･･･私はどうなるんですか･･･？｣
『ONE PIECEの世界に行ってもらう。』
は･･････？ワンピース･･･？あの、マンガの･･･？
ONE PIECEは一応全巻は読んでいるものの、そこまでしっかりと内容を覚えている訳でもない。そもそもあの世界で私は生きていけないだろう。
｢いやいやいやいや、無理です。どうやってあの世界に何の変哲もない一般人が生きるんですか｣
無理だ。
｢それはどうにかなるようにしてやる。時間が無い、ひとまずあっちに行ってから色々考えろ。お前には治癒の能力をさずけてやる。軽い傷なら治せるだろう。｣
｢治癒･･････？いや、こういう時はもっとすごい能力･･････を････････････。｣
また、私の意識はそこでなくなった。
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ひな。(プロフ) - アベッチさん» コメントありがとうございます･･･！自分の書きたいものを詰め込むために展開は早くしてます・・・笑面白いって言って頂けて光栄です！頑張って更新しますので宜しくお願い致します。 (2018年4月18日 17時) (
レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
アベッチ - いきなり過ぎて展開コロコロ変わってって面白い！これからも更新頑張ってください!! (2018年4月17日 22時) (レス) id: 6605acb6b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな。 | 作成日時：2018年4月17日 19時
