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Aside
今日、公示された。
私と入れ替わりでマサが上がってくるみたい。
マサは私のこと姉貴とか呼んで、慕ってくれている。
ポジションは違うけどね。
この時期はファームで交流戦が行われる時期。
きっとあの2人がファームで調整中。
その時は絶対にいじり返してやる。
そして今日、何をしに甲子園に来たかと言いますとロッカーの整頓だ。
女子選手だからとロッカーの入れ替わりはないと言えど、いろいろやることがあるんだ。
「マサ〜！」
中谷「姉貴！」
「…ゴメンな。私の分まで頼んだ。」
中谷「もちろんですよ」
「ほんまかー？」
糸原「うわー、ほんまかー？」
中谷「なんやねん、健斗」
糸原「Aさんに声掛けとこうって思って。」
健斗がそう言ったらマサはそっか、と言ってどこかへ行った。
糸原「Aさん、早く帰ってきてくださいね。史也とか海とかと二遊間守んの嫌ですから。」
「わかったけど、嘉男さんみたいにそんな早く帰って来れへんで？」
糸原「分かってます。無理しないでくださいね。万全な状態じゃないと、帰ってきてもポジション取られたまんまになりますよ」
その通りだ。
プロ野球は実力社会。
故障でいなくなった所に代わりの選手が入って、その選手が自分より良ければそのまま使い続けられる、当たり前だ。
「分かってるよ！健斗こそ、守備もっと良くならんとレギュラー落とされんでー」
まあ、今の健斗の状態ならきっと大丈夫。
私が言うんだから大丈夫や。
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作者名：saya. | 作成日時：2018年9月12日 15時
