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Aside
左腓骨骨折から2ヶ月。
手術を受け、もちろんオールスターは辞退した。
コーチ陣や先輩から、ゆっくり治して終盤戦に備えるべきという声と、規定のオールスター辞退のペナルティーから3週間ほど調整して、細かいフォームの調整などを行った。
誕生日は二軍で迎えた。皆がでっかいケーキを持ってきて、ハッピーバースデーを歌ってくれた。
去年とかとは違う誕生日の迎え方だったけどとても楽しい誕生日だった。
その間に一軍へ上がっていった選手、逆にファームに降りてきた選手がいて、後輩へのアドバイスも行いつつあった。
この間には面白いこともあったんですよ、これが。
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？「ようA」
勇人さん。それに内海さん。
い じ ら れ る や ん か 。
坂本「いつまでファームいんねん」
内海「はよ調整終わらせろや」
「すいません…でも、ゆーてパッパラパー代表には言われたくないです」
坂本「それは思った」
内海「Aはともかく、勇人はなんやねん」
「「だってほんまやん」」
声が揃いましたね…
内海「さすがに勇人にいじられるとは思わんかった」
坂本「だって、Aの味方になりたかったから」
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これ、2人が勝手に仲間割れしたんだよね。
ほんで勇人さんが訳分からないこと言い出して。
あの時はすんげー戸惑ったわ。
まぁ、この話はこれくらいで置いといて金本監督が明日上げるから、と言ってきたので今日は鳴尾浜のロッカー整理。
整理が終わったら、ほかの選手たちに声を掛ける。
「あの、明日上がるんですけど、みんなで写真撮らせてください！」
牧「もちろん！」
中谷「はよ撮りましょうよ…ってか、俺も上がるんですけど！」
横田「あ、Aさん男子ロッカー普通に入ってる」
「今日だけ許して」
良太さんに写真撮ってもらうことにして、皆が入るように内へ内へ寄ってく。
良太「よし行くで、はいチーズ」
「ありがとうございました！」
良太「頑張ってこいよ」
良太さんの大きくて、がっしりとした手で、頭を撫でられた。
私はみんなの期待も背負って、一軍の舞台へ戻るんだ。
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作者名：saya. | 作成日時：2018年9月12日 15時
