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139話 ページ39

少し話が落ち着いたところで、ゾロがちらりとAの方を見た

「…お前も同盟か?」

疑っている、というより単純な疑問のようで、それは麦わらの一味も、檻の中にいた人たちを除けば当然だろう

「部下たちの前では本当のことを言いませんでしたが私はつい昨日まで、ドフラミンゴに捕まっていました」

「……!?」

「どうして、」

そう言いかけたナミを遮るようにAはちらりとシーザーの方を睨む

その間にローが話した

「Aの記憶が戻ることが不都合だと気づいたからだ」

そのことが気づかれたのは、ローがパンクハザードに滞在し、ドフラミンゴがAの記憶とローの企みに可能性を感じたからだろうというのはローもわかっているはずだが敢えて言うことはない

「危うくシーザーの薬漬けにされるところでしたが、なんとか逃げ出して今に至ります
今は、とりあえず記憶を戻すまではローと共にいるつもりですので、同盟にも協力しますよ」

Aも、ドフラミンゴとの不思議な繋がりにそれ以上言及することはなく、話を逸らす

「あの薬は実際記憶を飛ばす効果があったが……その様子じゃ少しも飛んでねぇようだな」

シーザーが言うとAより先にサンジとチョッパーがシーザーを睨む

「てめぇAちゃんになんてことしやがった!」

「やっぱり最低だな!おまえ!」

Aは自分の代わりに怒ってくれたことをありがたいと思いつつ2人を咎めた

「あなたが才能のない科学者で助かりました…もしその薬が成功していたら私の記憶は本当にもう一度全てリセットされてしまうところでしたから」

てめぇ、とシーザーが立ち上がるがまたすぐチョッパーに抑えられる

一応まだ治療中らしいシーザーを無視してAは話を続けた

「海軍は先程辞めましたが書類上ではまだ海兵です
疑わしいと思ったらいつでも海に投げてもらって構いませんよ」

そう言うと、麦わらの一味は満場一致で疑わないと即答する

相変わらず、海賊らしからぬ信じやすさだ

ローの本来の目的にも、気づく気配はない

その中でロビンが少しいいかしらとAに話しかける

「Aがまたドフラミンゴに狙われる可能性はあるの?」

「…今この状況から無理に私のみを狙うとは思い難いです
狙われる可能性でいったらこの船にいる皆さんとそう大差ありませんよ」

Aが少しだけ考えてから答えると、ウソップやナミは顔色を悪くさせた

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星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2020年4月7日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ターコイズ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Namida/  
作成日時:2020年2月20日 4時

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