【ONE PIECE】またいつかお会いしましょう (ページ47)

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147話ページ47

直球でドフラミンゴのことを煽ると沈黙の後に笑い声が聞こえた

｢言うようになったな、だが…｣

｢もう切れ！！｣

ドフラミンゴの続きを聞くより先に、ルフィが勝手に電伝虫を切ってしまった

Aは立ち上がって皆を見渡す

｢皆さんとなら、大丈夫かと安心してしまって…つい、あんなことを言ってしまいました
もし何かあったら、一緒に戦ってくれますか？｣

｢おう！！！もちろんだ！｣

ルフィを先頭に皆が声を上げた

Aはもう、疑いもなく弱味を見せることへの抵抗もなく、素直に彼らに背中を預けたのだ

その後、朝食の時間は主に今日の計画について話が進む

一番肝心であるSMILEの製造工場についてのみ、ローは情報を掴めずにいたが、Aがふと先日のことを思い出す

｢1つ、心当たりが…｣

Aがドレスローザにいたことは全員知っていたため、視線が集中する

｢地下に怪しい船がたくさんあったのを覚えています
何をしていたかまではわかりませんが、調べてみる価値はあるかと｣

｢確かに、地下は裏社会での取引には最適の場所ね
彼が闇のブローカーとして名を馳せているのなら尚更｣

ロビンが頷いてそう言ったがその情報も曖昧なものだったため、はっきりしたことは判明しない

結局、ワノ国の侍たちの目的や、これから先のことを軽く話し合って皆は朝食を食べ終えた

Aはナミとロビンに誘われて船の中にある図書室へと案内される

｢広いですね…！｣

思わず興奮しながら言うと、ナミもロビンも自慢げだった

お風呂の時も思ったが、今まではほとんど海軍の軍艦に乗っていたため、こんな楽しい船に乗るのは初めてだった

｢この辺りは、男共の本で…こっちが私とロビンのスペース！どれも面白いものばかりだから、好きに使って！｣

ナミは説明を軽くすると、みかん畑の世話をしに行くとそのまま下りていく

改めて思うと、これからドフラミンゴ、増しては四皇を相手にといった時に全員かなり呑気だがAも敢えてその空気に呑まれた

本棚を見ていると、ロビンが後ろから声をかける

｢…海軍を辞めたあなたが、1人じゃないと思っていてくれたのはとても嬉しかったわ｣

Aは本棚からロビンの方に向き直った

｢皆さんのことは信頼しているので｣

ロビンも、おそらくここで初めて1人じゃないと思えたからだろう、どことなく嬉しそうだった