だいじゅうわ ページ13
「 なにいいい〜〜〜〜〜〜〜っ!!!? 」
叫び声と共に船が空を飛ぶ。
とにかく振り落とされない様にしないと思いつつ、ウソップさんの姿を探す。
気絶してしまっているなら簡単に振り落とされてしまうはずだ。
いち早く確保しなくては。
そんなことを思っていると、巨大な、それも船ほど大きいのではないかと思ってしまうくらいのカエルがこちらに飛んでくる。
それと同時に巨大カエルの口の中に落ちていくウソップさんの姿が見える。
すぐさま助けに行こうと思ったが、顔の横を何かが通り抜けた。
何かと思ったが、それはルフィさんの腕だと直ぐに気づいた。
その長く伸びた腕が落ちていくウソップさんを受け止め、何とか難を逃れることが出来た。
ほっとしたのも束の間、私たちはまだ落ちている最中だということに気づき、少し、気が遠くなりそうになった。
「 うおおおおっ!!!」
ザバアアンという大きな音と共に船が海面に着水する。
運良く嵐の場所に着水出来たようで、胸を撫で下ろす。
相変わらず雷も鳴っているし、雨風も凄いが、海王類の巣よりはこっちの方がまだマシというものだ。
他の人達も少しの時間で色んなことがありすぎて、大分疲れている様子だった。
私も安堵からか、床に座り込んでしまう。
そして一つ、大きなため息を吐いたのだった。
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作者名:まうる | 作成日時:2019年10月6日 12時