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だいごわ ページ7
「 ＿＿＿＿＿＿ところで、あの光を見て 」
女の人は船の前方に指を指す。
どうやらあれは“導きの灯”というらしい。
「 あの光の先に“偉大なる航路”の入り口がある。＿＿＿＿どうする？ 」
女の人はこちらを見ながら笑いかけてくる。あっ、美人の笑顔って素敵。
その言葉を察してか、黒いスーツの人が樽を持ってきた。
「 よっしゃ、そこのかわい子ちゃんに自己紹介も兼ねて偉大なる海に船を浮かべる進水式でもやろうか！！ 」
鼻の長い人が嵐を怖がってか乗り気ではなさそうだけど、そんなことも気に留めず一人ずつ樽に足を乗っけていく。
「 おれはサンジ。おれはオールブルーを見つけるために 」
「 おれはルフィだ！！おれは海賊王！！！ 」
「 ゾロだ。おれァ大剣豪に 」
「 私ナミ。私は世界地図を描くため！！ 」
「 お、おれはウソップだ！お…お…おれは勇敢なる海の戦士になるためだ！！！ 」
＿＿＿＿こちらに視線が向けられる。
正直、何をしてるかは分からないけど……。
ええーい、ままよ！
「 私A！！私は、えっと、えーっと、……あっ、もっと歌を歌うために！！ 」
少し笑われたような気がしたけど、気にせず足を樽の上に置く。
そして、麦わらの彼が少しニッと笑ったことを合図に＿＿＿＿＿
「「「「「「 行くぞ！！！“偉大なる航路”！！！！ 」」」」」」
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作者名：まうる | 作成日時：2019年10月6日 12時
