髑髏の仮面 ページ30
side You
『あぁ、暇〜。』
伊｢なぁ、A。
絶対にここで1泊しなきゃいけないのか？｣
『面倒臭いルールですよね〜。
なんか、魔法省の昔からの決まりらしいですよ。』
伝統と格式を持った魔法省。なんて、いい人ぶった魔法使い共は言ってるけど、基本的には昔からの法律やらなんやらをずっと続けてるだけの集団にしか私には見えない。
『はぁ、全く面倒なルールを作ったものですね。昔の人々も。』
伊｢全くの同意見だわ。｣
ドンドンッ ｢た、助けて！！｣
控え室のドアを激しく叩きながら女性らしき声がドアの向こう側から助けを求める。
『どうしたんです？』
その女性を控え室に入れ、事情を聞く。
どうやら、髑髏の仮面を被った黒ずくめの魔法使い集団がパーティー会場にいる人々に襲いかかったらしい。
今、会場にいた魔法使いは全員が人質となっているみたいだ。
『とにかく、拓司さん。
航や川上さんに電話してください。』
伊｢わかったけど、どうする？
こうちゃんと川上はこっちに来れないと思うけど…。｣
『大丈夫ですよ。
私のオリジナル魔法でどうにかするので。』
そう言って、私が杖を一振すると時空の切れ目が現れる。
『今、QuizKnockメンバーがいる控え室に同様の切れ目を作っときました。
拓司さんは、この中に入ってってみんなに言っといて貰えます？』
伊｢OK｣
『さてと、どうしたもんかな。
髑髏の仮面…』
須｢みんな無事か〜？｣
河｢僕と福良は特に何も無いよ。｣
川｢俺のところも。｣
こ｢俺と山本さんも特に異常はありません。｣
志｢じゃあ、全員無事ということで。｣
数十秒で全員が私が作った亜空間に集まったので、早速だが、作戦会議的なものを開く。
『っていうか、髑髏の仮面の集団って何？』
こ｢今、結構ここでは有名な噂話だよ。
髑髏の仮面を被った黒ずくめの魔法使いたちが夜な夜な｢シリウスの解放と自由｣を求めて同魔法使いを襲っているらしい。｣
川｢噂が本当だったのか、はたまた、噂話を信じすぎた奴が取った行き過ぎた行動か…。｣
福｢人質を取ってるっていうことは何か目的があるんじゃないの？｣
『目的ね…。
じゃあ、手っ取り早くその人たち聞けばいいのか。』
鶴｢出た、月影の謎理論。
今回に関しては肉弾戦が凄いな。｣
『だって、それ1番早いからね。
じゃあ、山本さんや拓司さんには航特性のダイナマイトでも持ってもらって。
さてと、無礼な奴には即刻、退場願おうかな。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：1034 | 作成日時：2020年6月1日 21時
