QKのNo.2は… (ページ29)

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怒らせたらやばい人ページ29

前回と同じsideです

『面倒だから他のところ行ってくれない？
できる限り君たちとは関わりたくはないんだけど。』

｢カレン様にそんな口を叩くなんて、そんなに月影は偉いのかしら？｣
｢いや、ユウジュク家の方が偉いと思うよ。｣

興味が無い人には極力、関わりたくない人のAは真顔のまま嫌味を言ってくる2人の相手をしている。

伊｢A、行こう。｣

｢あら、貴方見ない顔ね。タイプは？｣
伊｢シリウスですがなにか？｣

｢本当に？｣
｢カレンの言う通り、シリウスの中で君のような顔を見たことは無いな。｣

『あのさ、人の連れに手を出さないでくれます？』

俺に言い寄ってくる2人を睨みつけながらAはそう言う。

｢シリウスの友人って馬鹿な人が多いわよね〜。
なんだっけ？コウヘイだっけ？
その人も、魔法が下手なのに貴方の右腕だし。カワカミ？は穢れた血の半純血じゃない？
ツルサキは私たち長の中でも最弱だし。｣

｢類は友を呼ぶって言うじゃないか。カレン。｣

｢そうだったわね、デイブ。｣

そう言いながら笑うカレンとデイブ。

その二人を見ているAは、静かに2人に歩み寄り自身の杖を黒い大鎌に変えて2人の喉元に突き立てた。

『おい、今、なんて言った？アバズレ共が。』

｢｢ﾋｨｨｨ……。｣｣

鶴｢A！｣

騒ぎを聞き付けたのか鶴崎や川上、待ってくてくれた福良さんたちが俺らのところにやってきた。

2人を睨みつけるAの目は普段の黒い瞳ではなく深い紫色になっていた。

『修功、止めないで。
こんなアバズレ、生きてる意味なんてない。』

鶴｢まぁまぁ、A。
2人とも、死にたくなかったら素直に謝りな。｣

｢誰がこんな奴に！｣

こ｢じゃあ、このまま鎌で首でも切られたらどうです？
実力で長になっていないお二人さん。｣

普段は、あまり怒らないこうちゃんが2人を睨みながら吐き捨てるようにそう言う。

｢フンッ、もういいわ！
デイブ、私、帰るから！｣

｢カレンが帰るなら｣

と言って、2人は煙となって消えてった。

『川上さん、もう帰っていいですか？
私、もうここにいたくないんですが。』

川｢今日のパーティーはいつも以上に胸糞悪いな。
いいよ、もう、帰ろうか。居たい人はいてもいいですけど。｣

志｢僕ももういいかな。
思ってたより面白くないし…｣
山｢僕も〜。｣

須｢いっその事、みんな控え室に戻ろっか。｣

須貝さんの提案に全員が賛成したため、みんなでそれぞれの控え室へ向かった。