QKのNo.2は… (ページ11)

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前回の続きページ11

それから、三十分くらいは鶴崎や川上の魔法使いに着いての話が続いた。

『OKですか？頭に入りきれました？』
山｢いやいやいや、さすがに無理だよ！｣

そう否定する山本にすかさず、こうちゃんが紙束を山本に差し出す。

どうやら、今回のことを話すにあたって作った資料らしい。

『いや、話そうか話さないかは前日までずっと悩んでたんですよ。
まぁ、私から一言言えるのは本当に今まで隠しててすみませんでした。』

そう言って、深々と頭を下げる月影。

その姿を見た全員が月影の頭を上げさせようと必死になるが、月影は頑なに頭を上げようとしない。

『私が隠していたんだから、これくらいしないと割に合わない気がして。』

やっと頭を上げた月影はそう言って、今度は泣き出した。

水｢お前はもっと人を頼れ！｣
鶴｢水上が言えたことじゃないけどね。｣

伊｢な、大丈夫って言っただろ？｣

河｢何か隠してると思ったら、そんな重大なこと隠してたのか。月影は。｣

泣いている月影に各々、一気に様々なことを言い出すので泣いている月影は顔を抑えながら小さく、『一気に色々なこと言わないでくださいよぉ。』と言うので全員から｢お前は1人で色々なことを一気に話したくせに。｣と全員から突っ込まれていた。

光｢まぁ、とにかく今日は解散します？｣

林｢そうだね。｣

砂｢話聞いてるだけで疲れた…｣

光ちゃんの一言で、東大王メンバーは｢お邪魔しました〜。｣と言い残して帰ってった。

『マジで、すみませんでした。隠してて。』

泣き止んでから数分おきにそうやって謝る月影。

みんなして、｢謝らなくていい。｣と言っているのにも関わらず謝っている。

川｢A。｣

『はい、なんですか？川上さん。』
川｢次謝ったら、火炙りにしたる。｣

真顔でそう言う川上にこの場にいた全員が震え上がった。

言われた本人である月影は、伊沢の後ろに隠れて

『そういえば、川上さんの得意魔法、火だった…。』

と言っていた。

こ｢A、これに懲りたら謝るなよ。｣
『はい…。』

須｢魔法使い、怖っ。｣

福｢多分、そういう脅し方をするのは川上くらいな気がする。｣