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半強制的に連れてきたのはいいけど、ハニはカフェに向かう道中ずっと黙っていた。
カフェに着いてからメニューを見せても「んー」しか言わず結局俺がチョコタルトとチーズタルト、アメリカーノを２つを注文した。
「……ヒョンジナ、俺たちっていつもどうやって仲直りしてた？」
「んー、あんまり覚えてないけど喧嘩してもいつの間にか話してるんだよね。一緒にいる時間が長かったし」
どう話を切り出そうかと悩んでいたら、突然ハニの方から思っても見なかった話題を切り出された。
あまりにも真剣な顔をして言うから俺も真面目に答えようと思って答えたけど、その回答が良くなかったのかハニは益々表情が暗くなっていく。
「誰かと喧嘩したの？」
「…喧嘩っていうか、そうじゃないけど、」
ハニは狭く深く人間関係を築いているから、メンバー以外と何かを揉めるのはすごく珍しい。
そしてその相手がすごく気になる。
「俺が、…余計なお世話を、言っちゃったんだと思う。
それで幼稚な俺に失望して、それで……」
「ヤー、落ち着いてよハンジソン」
「だって、もう前みたいに話せなくなったらどうしよう」
「その人とは今まで喧嘩したこと無かったの？」
「……………今思えばいつも相手が大人の対応してくれて喧嘩に発展したこと無かったかもしれない」
ポツポツと話し始めたかと思えば、瞳に涙を溜めて今にも泣き出しそうなっている。
ハニをこんな風にさせたのは一体何処の誰なの？
話を聞く限り相手はハニより精神年齢が上らしい。
仲直りできるかを泣くほど不安に思うなんて、随分ハニが懐いてるんだな。
マジでどんな人なの？？
「取り敢えず連絡しなよ。ごめんって一言送ったらいいじゃん」
「それはもう送った」
「え？返事は？」
「こない」
「……ハナ、そんな怒らせる様なことしたの？」
「そんなつもりじゃなかったけど、でも実際かなり怒ってるってことだよね…？」
「でも今まで大人な対応してくれてた人がいきなりそんなことする？きっと連絡出来ない事情があるんじゃない？」
「…はぁ、もう俺暗い曲しか作れなくなる」
「それはすごく困るんだけど」
お願い相手の方、ハニはすごく反省してるから早く連絡返してあげて！
もう見てらんないし、グループの方向性が危うくなっちゃう！！
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作者名：ばみ x他1人 | 作成日時：2023年10月25日 5時
