「貴方の本音を聞かせて」 ページ28
思ったより大きな声だったが、十五夜ということで今日はリビングに親戚も来ており、大人は未だに騒いでいるし、子供は一階の客室で揃って眠りについているので気づかれないだろう。勿論菜摘も従兄弟と寝ている。
「っ!」
私の言葉に気圧されたように怪盗の肩が揺れた。
唇を噛み締め、振り払われた手を握りしめている。
「オレだって」
小さな声が聞こえた。
「オレだって、ずっと……」
それはもう少し夜風が強ければ掻き消されてしまいそうなほど小さかった。
俯いていた彼が、顔を上げてこちらを見た。ばちりと視線がぶつかり、私はその瞳の美しさに息を呑む。
「お嬢さん」
決意したような彼の声が、私の心に響いてきた。
______ほんとは震えていなかったかもしれないけど、私にはその声が震えているように聞こえた。
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乃花おむ子(プロフ) - 白。さん» ありがとうございます!これからも気が向いた時にちまちま続編というか、後日談の「Secret Lover」更新していきますのでよろしくお願いします!レス返すの遅くなってしまいすみませんでした〜! (2020年2月19日 19時) (レス) id: 6c075283b8 (このIDを非表示/違反報告)
白。 - コナン知ってて、まじ快知ってて、あんスタまで知ってるとは…。作者さんとはお友達になれそうです!偶然見つけた作品なのですが、良いのに当たりました。他の作品も楽しみにしてますね。ささやかに応援します。 (2019年5月7日 20時) (レス) id: 0235a92526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乃花おむ子 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Omutarosan1/
作成日時:2019年4月13日 20時