【番外編】めりーくりすます ページ40
家の中に飾られた比較的小さめなツリー。
煌びやかに輝くそれは、自分たちのクリスマスに相応しい輝きで。
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『…できた〜!』
俺はというと、メンバーに配る用のアイシングクッキー(ジンジャーマンクッキー)をみんなが起きる前から作ってた。
俺からの細やかなプレゼント。
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L:「おはよう」
『おはようございます〜』
L:「A、今日早いね」
一番最初は力也さん。服装も髪型もしっかり整えられていて、さすがだなぁ、とつくづく思う。
『1日早いですけど、俺からのプレゼントです』
そう言ってラッピングを施した袋を渡す。
中はさっきのジンジャーマンクッキーなんだけど、一人一人ちょっとずつ色や形、デザインが違う。
そこも俺のこだわり。
L:「え、良いの?」
『もちろんです! いつものお礼も兼ねて…』
L:「ありがとう。大事に食べるな」
そう言って俺の頭をぽんぽん、と優しく叩いた。
…イケメンってこういう人の事を言うんだろうなぁ。
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陣:「お、A。おはよう」
『陣さん! おはようございます!』
2人目は陣さん。
髪型はある程度整えられているものの、着ているものはまだスウェット。
『陣さん、これどうぞ』
陣:「ん、クッキーか?」
『そうです! クリスマスですし、いつものお礼も兼ねまして…』
陣:「ありがとおな。ゆっくり食べさしてもらうわ」
俺の頭をわしゃわしゃっとして、また部屋に戻っていく。
…俺の事犬か何かと勘違いしてる?
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陸:「ふわぁ〜、Aおはよ」
『りっくん、おはよ』
眠そうに階段から降りてきたりっくん。
乱れた髪が少しえっちな感じ。
『りっくん、これ!』
陸:「ん、クッキー?」
『そう! いつものお礼も兼ねてクリスマスプレゼントだよ』
そう言うとりっくんは俺の事を抱きしめた。
陸:「ふふ、ありがと。ゆっくり食べるね」
まだ眠そうな声。
…可愛いって思ったのはここだけの秘密。
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雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時