らんぺいじぼーい。

ご飯とメンバー ページ39

関:「はいるよ」




一言声をかけてから開けるのがセキさんらしい。






良い人だなぁって思う。



『どうしました？』

関:「いや、ご飯食べるかなって」



セキさん…


荷解き中に作っていてくれたなんて…。嬉しみの舞を踊る(？？？)




『食べる！ます！』

関:「何だそれ笑 よそうの手伝って」

『はい！』



いっぱい食べるの大好きだから…。









．









．

『セキさん料理できるんすね…』



廊下に出た時点で漂っていた美味しそうな匂い。


キッチンに辿り着くと、スポーツ選手らしい料理が並んでいた。



関:「料理できなきゃ一人暮らししないだろ」


そう言って笑う。




料理できる男性って良いよね…。









．









．

『いただきます』


挨拶をして美味しそうなおかずに箸を伸ばそうとした瞬間、メンバーからの通知が届いた。









《こっちはご飯です！連絡ないと泣いちゃうからね》



健太さんからだ。



瑠唯さんとやましょーさんも一緒。





…なんだよ仲良しかよ。



こっちも送っちゃろ。





『セキさん、写真撮りましょ！ 対抗して送るんです！』

関:「それ俺写らなくても良くない？」

『良いから！ 仲良し見せつけるんです！』



明らかに細かい事が足りてない俺の説明に、頭にハテナを浮かべたままのセキさん。



インカメにして写真を撮る。






画面越しでもイケメンとかなんだよ…セキさんズルい。








〈こっちも晩御飯です！ こっちもセキさんと仲良しです〜！〉

〈後、連絡はちゃんと送るんで泣かないでくださいね、健太さん〉




我ながら意味分からんメッセージを送ってしまった…。



今のはグループLINEに送ったからメンバー全員見える…はず。




関:「ほら、早く食べる」



冷めちゃうよ、と俺に声をかけるセキさん。



慌てて俺も箸を伸ばした。









．









．
KENTA side


《こっちも晩御飯です！ こっちもセキさんと仲良しです〜！》

《後、連絡はちゃんと送るんで泣かないでくださいね、健太さん》




神:「…これどう思う？」



一緒に食事をしていた瑠唯とやましょーに聞く。



彰:「仲良さそうね」

瑠:「セキさん？ 料理上手だね」




神:「違う！俺が言いたいのはそこじゃない！」



揃って首をかしげる2人。









ダメだこりゃ。

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