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衝撃発言と悩み ページ30

『だから、俺暫く大阪に住みます』

陸:「ちょいちょいちょい、待ちたまえよ。それは良いんだけど…いや良くないけど、その前のストーカーってなに?」

『昨日追っかけられてて、朝にはメッセージが届いてたっていう…』

陣:「何でそれ言わんかったん?」

『やましょーさんには言いました』



そう言ってやましょーさんを見る。やましょーさんは首を縦に振った。龍ちゃんが「俺も聞きました」と少し遠慮気味にいう。


『なので、今週末には出発します』

樹:「急だね」

L:「まあ、でも1ヶ月後には戻ってくるんでしょ?」

『まあ…』


そう言うと、メンバーの顔が穏やかになった。粗方、戻ってこないって言ったらどうしよう、みたいなことでも考えていたのだろう。


『で、何であいつが俺の連絡先を知ってるかってことなんですよ』


メッセージは消して、連絡先も変えた。これで暫くは平気だと思う。


陣:「せやなぁ…。もしかして、仕事の関係者やったりするんやろか…」

瑠:「それだったら辻褄が合うっちゃあ合いますよね。家知ってて連絡先も知ってる」


今までの仕事の中にガタイの良い男性なんて居ただろうか…。どうしても某バレー選手しか出てこないが、セキさん、清水さんともに大阪拠点だからここにいるわけが無い。そもそもそう言うことをする人たちでは無い…と信じたい。


『まあ、怖いすけど…仕事はちゃんとするんで』


『それに、心強いパートナーが大阪にはいっぱいいるので』



Panasonicも堺もある大阪には、W杯で活躍した選手が沢山いる。東京から大阪は結構遠いしお金もかかるが、まあ貯金を崩せば1ヶ月は乗り越えられるだろう。


陣:「無理せんで頑張れよ」

陸:「そうだねぇ。無理しないで、戻って来れる時に戻っておいで」


そう言って笑うりっくんと陣さん。他のメンバーも安心してくれた。


陣:「さ、そろそろ行くで。今日もレッスンやからな」

龍:「A、行こう」


自分は支えられているんだなぁ、と改めて思った。メンバーは優しいしいつだって頼りになる。




自分もいつか、そうなれると良いなぁ…。

帰路とストーカー→←知らないメールと優しい人



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雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時

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