▼ ページ23
神:「へぇ〜」
動じない、って感じで返事をする健太さん。
『えと…今日はお先失礼するので…』
神:「あ、そうなの? 気をつけてね」
ゆるゆるな感じで手を振る健太さんに手を振り返す。
…取り敢えずセキさんに連絡しなきゃ…。
Aセキさん、しばらく泊めてください
送って1分も経たないうちに連絡が帰ってくる
セキさん良いよ。いつ来るの?
あーもう優しい。 惚れる←
A明日行っても大丈夫ですか?
セキさん良いよ。空いてなかったら合鍵使って入ってて
A了解です
寝床確保しました。
取り敢えず家に帰ります。まあ、セキさんいるの大阪だけどね(!?)
.
.
『あとは…これか』
大阪に行く準備してる。いつもは騒がしいこの家も、俺1人だと静まり返っていて、寂しい。でも、自分が反省して、また戻ってきても良いよって言われたら戻るつもりだから…、しばらくはこの家には来れないな。
てか、大阪から東京って超遠くないか? 幾らかかるんだろう…。
まあ、なんとかなるか()
.
?:「、いた」
『ッ龍! 今練習中じゃ…』
自分の部屋の扉が勢いよく開いた。その原因は、龍ちゃんが開けたからだった。息を切らし、汗が滴っている。急いでタオルを渡す。
龍:「勝手に行ったらダメじゃん…」
『でも…俺はこういう人間なんだって…。人に当たっちゃうような…』
そういった瞬間、龍ちゃんに抱き締められる。
龍:「そんなの…みんな分かってるって…。何年いると思ってるの?」
『ッそれは…』
なんとも言えない。グループとしてはまだ数年だけど、繋がったのは何年も前の話。ずっと仲良くやってたのに…。
龍:「みんなAの事分かってるよ…。だから…出て行こうとしないで…」
抱きしめる力が一層強くなる。まるで、意地でも離さない、とでもいうかのように。
『…』
俺は黙ってスマホを取り出し、ある人に連絡する。
Aセキさんすみません。やっぱり行けなくなりました
Aあるメンバーが僕の事離してくれそうに無いので 笑
『ほら』
そう言って龍ちゃんに画面を見せる。
龍:「ッ!」
凄く喜んでいるような顔でこっちも見て、俺の事を抱き上げた。
『わっ!』
龍:「良かった〜!」
…可愛いか。
155人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時