何でいるの ページ18
今日はまこっちゃんと新しいアクセサリーを買いに少し遠いところまでショッピングに来た。 もちろんカメラさんも数メートル離れた所にいる。
『なんか、がっつりしたのが欲しいんだよね』
慎:「あー、何となくわかる。がっつりしたやつね」
IQ2ぐらいしか無いこの会話でも通じてしまうのがこの2人。無い頭を絞り出してそれっぽいことを言うならば、ごつ目のものが欲しい。
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『ん…?』
慎:「どした? 何か良いの有った?」
『いや、そういうわけじゃ無いんだけど…』
少し離れたスポーツ専門店に見覚えのある人がいる(デジャヴ)
ゴツい。
『知り合いのバレーボール選手がいる気がする…』
慎:「じゃあ挨拶してくれば?」
『間違ってたら恥ずいじゃん…! ねえまこっちゃん一緒行こうよ』
嫌がるまこっちゃんを無理やり押してスポーツ専門店の方に進む。近づけば近づくほど、見た事ある記憶が蘇ってくる。
間違いじゃ無いな…。
『あ、の…』
?:「はい?」
後ろから少し控えめに話しかけてみる。と、返ってきた声はやはり聴き覚えのある声。知り合いだったよう。
『やっぱり。セキさんでしたね』
関:「お、Aじゃん。何してんの?」
『新しいアクセサリーを買いに…』
彼はバレーボール選手の関田さん。こちらも晶さん同様、何かでお会いしてたまに連絡をとるぐらいの仲。今は堺ブレイザーズで活躍しているセッター。某排球アニメの影山くんみたいに精密なトスを上げる。
関:「そうなん? 後ろの子とかな?」
『そうです。付き合ってもらいました』
ペコッと会釈するまこっちゃん。セキさん身長小さめだから、まこっちゃんもちょっと吃驚してる。まあ、晶さんは2mあるからね…仕方ないね。
関:「Aも有名人だもんなぁ…。たまにTVで見かけるし」
『えっ、見られてる…。てか、セキさんも十分有名人ですよ…』
慎:「色んなTV出てんだから、見られてるのは当たり前でしょ」
『まこっちゃん塩…』
俺なんかより十分有名な気がするんだけどなぁ…。
関:「ん、そろそろ戻らんと。じゃあな、久々に会えて良かったよ」
『あ、はい! ありがとうございました!
またご飯一緒行きましょう!』
そういうとひらひらと手を振って去っていくセキさん。男前すぎて…惚れる。
慎:「またって…そんなに沢山ご飯食べ行ってんの?」
『ん〜…。デビュー前からお世話になってるし…』
機嫌を損ねてしまったまこっちゃんでした。
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雑多おむらいすVII(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します! (2019年11月16日 21時) (レス) id: 368f6167fa (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - 作品初めて読みました!最初から最後まで読みましたが続きが気になります。楽しみにしてますね! (2019年11月16日 10時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雑多おむらいす | 作成日時:2019年11月6日 23時