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「クプスって私のお父さんと似てる。」
クプス「そうなの？」
「うん。何気に世話焼きで、辛い時は気づいたら隣にいるの。何にも言わなくても私のこと分かってて、ただ抱きしめて頭を撫でてくれる。」
クプス「Aからお父さんの話、今まで聞いたこと無かった。」
「だってお父さんもういないからねー。」
クプス「え？」
「私が中学生の時に仕事中に事故にあって…。」
少し俯いた私の頭にクプスの大きな手が伸びてきた。
ワシャワシャと雑に撫でられる。
クプス「辛かったな。」
「ううん、意外と平気だった。まだ意識がある時に最後のお別れ出来たし。」
クプスが優しく抱きしめてくれた。
本当にこの感じがお父さんそっくり。
クプス「泣きたかったら泣いていいぞ。」
「残念、お父さんは泣くなって言ってた。」
クプス「俺は甘やかしたいタイプなの。」
私の頬をぷにぷにしながら笑うクプス。
フッと笑う私に
クプス「疲れた時はいつでも来い。俺がハグしてやるから。」
と優しい声で言われた。
そんな優しく言われたら泣きそうだ。
「泣くかも。」
私の言葉に"どうぞ"と言って胸を貸してくれる。
いつの間にか頬を涙が伝っていた。
「誰にも言わないでね、お父さん。」
クプス「はいはい。」
適当な返事をしてきた割には、しっかり抱きしめてくれて。
クプスは韓国でのお父さんみたいだ。
あ、弟でもあるけど。
クプスはお父さん……完……
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おもち。(プロフ) - ちこなさん» コメントありがとうございます！ドギョム君の優しい感じがなかなか出せなくて悩んでましたが、そう言っていただけて嬉しい限りです(^-^)更新頑張ります♪ (2020年1月18日 13時) (
レス) id: 702a504d79 (このIDを非表示/違反報告)
ちこな(プロフ) - はじめまして。いつも素敵なお話しありがとうございます♪ドギョム君が大好きなので独占欲にキュンときました。これからお話し楽しみにしています (2020年1月18日 10時) (レス) id: 007cf2a6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち。 | 作成日時：2020年1月16日 0時
