ウォヌとチョコレート。 ページ37
最近頑張ってる自分へのご褒美にちょっと高めのチョコレートを買った。
綺麗に包装され、可愛い小袋に入ったチョコレートは私の心を踊らせる。
「はぁー楽しみ♪」
珍しくスキップしながら宿舎に帰った。
ゆっくり鍵を開け、そっとドアから顔を覗かせる。
みんなが寝ているか確認して私は部屋に入った。
「ただいまー。」
小声でそう言ってキッチンに向かう。
電気はつけずに暗闇の中でチョコレートの箱を開けた。
「香りすら高級だ…。」
なんて言いながら1つ手に取った時。
誰かがキッチンにやって来た。
足音のするほうを見ると
ウォヌ「何してんの?」
キツネみたいな猫がいた。
あまり会いたくなかった人。
しゃがみ込む私の横にウォヌもしゃがむ。
ウォヌ「ねぇ、何してんの?」
「チョコ……食べるとこ。」
ウォヌ「夜中に。」
「うん。」
ウォヌがまじまじと見つめてくるから、思わず視線を逸らして俯いた。
あれ以来、ウォヌといると緊張してしまう。
ウォヌ「俺にもちょうだい。」
「これはダメ。自分へのご褒美だから。」
ウォヌ「ご褒美?」
「最近頑張ってる自分へのご褒美。」
私がそう言うと何故かウォヌがフッと鼻で笑った。
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おもち。(プロフ) - ちこなさん» コメントありがとうございます!ドギョム君の優しい感じがなかなか出せなくて悩んでましたが、そう言っていただけて嬉しい限りです(^-^)更新頑張ります♪ (2020年1月18日 13時) (レス) id: 702a504d79 (このIDを非表示/違反報告)
ちこな(プロフ) - はじめまして。いつも素敵なお話しありがとうございます♪ドギョム君が大好きなので独占欲にキュンときました。これからお話し楽しみにしています (2020年1月18日 10時) (レス) id: 007cf2a6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち。 | 作成日時:2020年1月16日 0時