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「ホシは願い事ないの?」


帰り道、前を歩くホシに聞いてみた。


ホシ「俺?うーん…………。」


しばらく黙っていたらバッと振り返ってきた。


ホシ「俺、みんなの願い事叶えるので忙しいからそれどころじゃない!」


「叶えるほうなの?ホシは。」


ホシ「夜になると俺忙しいからさ。」


なんてドヤ顔しながら空を指差すホシ。


「あれ星じゃなくてホシなの?」


笑いながら聞くと笑顔で頷いた。

あら、可愛い。

思わずホシの頭を撫でる。


ホシ「Aの願い事も叶えてやる!」


「私は最後でいいよ。他の人の願い事から叶えてください、ホシ様。」


ホシ「ほんと自分より他の人だな、Aは。」


「え?」


ホシ「自分のことは別にいいからってとこ、悪い癖だぞ。」


「そう?優しくていい人っぽいけど。」


ホシ「自分で言う?」


「誰も言ってくれないから。」


私の言葉に笑うホシ。

そして急に私の手を握ってきた。


ホシ「今、願い事言ったらすぐ叶えてあげる。なんか言ってみ?」


「すぐって言われてもな…。」


ホシ「はい、両手を胸の前に!」


ホシに言われ、ホシが握ったままの手を胸の位置にもってくる。


「うーん………。あ、ホシが私にラーメン奢ってくれますように!」


ホシを見ながら言うと"マジか"と小さく呟いた。


ホシ「今日あんま持ってないんだけど。」


「叶えてくれるんじゃないの?」


ホシ「叶えますよ、ホシ様が!行くぞ、ラーメン!」


財布の中をこっそりチェックするホシを見てしまった。

その姿は見なかったことにしてあげる、ホシ。




ホシに願いを……完……

ドギョムに嘘。→←ホシに願いを。



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おもち。(プロフ) - ちこなさん» コメントありがとうございます!ドギョム君の優しい感じがなかなか出せなくて悩んでましたが、そう言っていただけて嬉しい限りです(^-^)更新頑張ります♪ (2020年1月18日 13時) (レス) id: 702a504d79 (このIDを非表示/違反報告)
ちこな(プロフ) - はじめまして。いつも素敵なお話しありがとうございます♪ドギョム君が大好きなので独占欲にキュンときました。これからお話し楽しみにしています (2020年1月18日 10時) (レス) id: 007cf2a6d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち。 | 作成日時:2020年1月16日 0時

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