I don't know who I should choose.

剛典side ページ34

隆二さんの口調､言葉は柔らかいけど､



目は笑ってないし…､



臣さんも眉間にシワを寄せて､



黙ったまま隆二さんの話を聞いてる…､






部屋の雰囲気はかなりピリついてるし…､











隆「それに､最終的に選ぶのはAだからさ､
Aが答え出してくれるまで､
手を出さねぇって約束して？」





岩「え？汗」







意味分かんねぇし…


臣さんが手を出したって事？







隆「俺も出さねぇし！笑」






え？


隆二さんも？







臣「ﾁｯ」








臣さんは舌打ちをして…､








臣「隆二､やっぱりお前かよ」








と､隆二さんを睨み付けてた…､








岩「え？汗」




隆「知ってたんだ」




臣「あぁ､Aとアシスタントの子の会話で知ったよ！だから､「付けたんだ」見たんだ､」




隆「見たくなくても､見える」








2人とも無表情で話してるけど…､



俺はマジでイライラする…､








隆「てか､わざとだろ？」




臣「あぁ､そうだよ､
わざわざ見える場所にしたんだよ！
Aにも隠すな！っつっといたし！」




隆「でも､Aはちゃんと隠そうとしてくれてるよ！」









キスしただ…､


キスマーク付けただ…､


なんだって話してるけど…､








岩「(Aの気持ちは無視かよ)」




健「岩ちゃん？」




岩「臣さんも隆二さんも先輩っすけど､
言わせてもらっていいっすか？」




臣「なに？」




隆「ん？」




岩「ほんとにAが好きなんすか？」




臣隆「はぁ？」




岩「キスしただ､キスマーク付けただなんだって､Aは同意したんすか？」




直「岩ちゃん､やめとけ！」




岩「無理っす!!」




健「岩ちゃん…」




岩「俺は臣さんや隆二さんより､
ずーっと昔から好きなんすよ!!
でも､弟としてしか見てもらえなくて､
ずっと我慢してきて､
臣さんなら任せられるって思って諦めた」




臣「岩ちゃん」




岩「けど!!
Aは耐えられなくなって､
臣さんと俺の前から消えたっ､
で､やっと会えたと思ったら､
今度は隆二さんと一緒に居て､
隆二さんと居るAがスゲー楽しそうで､
幸せそうで…､
Aが隆二さんを選ぶなら､隆二さんと幸せになれるなら､隆二さんに任せようって」




隆「岩ちゃん…」




岩「俺は､弟として…っ､
Aの傍に居ようって決めたんすよ!!」








今まで押さえてた気持ちが爆発してしまった…､

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