I don't know who I should choose.

臣side ページ33

臣「隣…行っていいっすか？」




岩「え？」




直「Aちゃん､寝てるよ？」







だからだよ!!



なんて言える訳もなく…､







臣「隆二と2人とかキツいっす､」




健「臣ちゃん､」




直「じゃあ､行こうか？」




岩「そうっすね､」




直「けど､臣！」




臣「はい？」




直「隆二と喧嘩だけはすんなよ？」




臣「俺はするつもりないっすけど､
隆二次第っす」









とだけ言って､部屋を出て…､



隣の襖を開けようとした時…､



隆二の声が聞こえ､手を止めた…､









健「臣ちゃん？」




臣「しっ!!」









俺と他の3人も耳をすませた…､








《寝言で俺を呼ぶなよ…》





臣「っ､」




《A､好きだよ…､
好き過ぎて…､ほんと愛おしくて堪んねぇよ､》





臣「ﾁｯ」








隆二がAにキスでもするなんて､



耐えらんねぇから､ノックして襖を開けた…､









隆「……みんな来たんだ､」




岩「まだ寝てるんすか？」




隆「あぁ､起きねぇな！笑」




岩「ほんと､4つ上には見えないっすよ汗
泣き疲れて､爆睡とか！笑」





隆「ははっ笑､だな！
俺は年上として､接した事ねぇもん！笑」





健「マジか!?」




隆「だって､LAで初めて会った時､
年下だと思ってたもん！笑」




岩「分からなくもないっすね！」




臣「中身､子供だからな！」




岩「確かに笑」









隆二は寝てるAの手をずっと繋いでて…､



今…､



Aに1番近い存在は隆二なんだと…､



思い知らされた…､









隆「臣？」




臣「なに？」




隆「さっきは言い過ぎた､
ほんとごめん」




臣「隆二」




隆「臣は俺にとって､ほんと大事な相方で…､
この先も､俺の相方は臣しか居ないって思ってるよ！」




臣「あぁ､俺も隆二しか居ねぇよ！」




隆「そんな大事な相方でも､
Aの事は簡単には譲れない！
っていうか､簡単に臣の所には返せない！」




臣「……」




隆「それに､最終的に選ぶのはAだからさ､
Aが答え出してくれるまで､
手を出さねぇって約束して？」





岩「え？汗」




隆「俺も出さねぇし！笑」




臣「ﾁｯ」








俺はつい舌打ちをしてしまった…､







健「臣ちゃん？汗」




臣「隆二､やっぱりお前かよ」




岩「え？汗」








岩ちゃんの顔を見れば､


意味が分かんねぇみたいな顔してるし､


確実隆二だな…

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