I don't know who I should choose.

臣side ページ27

隆二が戻って来て…､


俺はトイレへ行くと行って…､



Aの元へ行った…､






すると､少しドアが開いてて…､


会話が聞こえてきて､入れなかった…､









『臣ちゃんの事､嫌いになって別れた訳じゃないし…､でも､何年も離れてて…､
近くに居て､LAで頑張れたのは…隆二のお陰で､
隆二に惹かれ始めてるのは､間違いないし…､』








やっぱり…､



隆二に惹かれ始めてんだ…､









『でもね､この前…､
臣ちゃんに抱きしめられて…､
自分の中で眠ってた気持ちが溢れそうだった､』





え？





『それが…､懐かしさなのか､
まだ臣ちゃんに恋愛感情が残ってるのか…､
正直分かんないんだ…､』





臣「っ､」




美穂「それってさぁ…､
自分の中で､登坂さんへの気持ちに､
何年も蓋をし続けてたからでしょ？」



『んーっ､』



美穂「まだ完璧には開いてないのよ！
その蓋が開きそうな時に､タイミングよく今市さんが入って来るから！笑」









なんだよそれ…汗







『………そっか､』




美穂「その蓋が完璧に開いた時に､
Aが今はやっぱり､今市さんの傍に居たいって思うか､登坂さんともう一度やり直したいって､
登坂さんじゃなきゃダメだって思うか､
それか……2人より1番分かってくれてる岩ちゃんがいい！って思うか…だね？笑」





『そうだね…』




美穂「まぁ､キスしちゃうと意識しちゃうよねぇー！笑」







え……っ､



隆二？


岩ちゃん？








『あぁーっ､あれは不可抗力…』




美穂「顔真っ赤にしちゃって！笑
でも､いやじゃなかったんでしょ？」




『……ぅん､』









マジかよ…､



ありえねぇ…､









コンコン!!!!







『はい………臣ちゃん？』




臣「終わり？」




『まだもうちょいかな？
どうかした？笑』









やべぇな…､



Aの唇にしか目が行かねぇ…､







誰とキスしたんだよ…､








美穂「トイレ行ってくる！笑」




『うん笑』








アシスタントの子が部屋を出て行った…､



だから､Aを壁に押さえた…､








『え？臣ちゃん…？』




臣「………誰？」




『え？』




臣「ここにキスしたの…誰？」









と､俺は壁ドンしたまま…､



Aの唇を親指で撫でた…､









『っ､／／』








Aは顔を真っ赤にして､下を向いた…､



誰を思い出して､真っ赤にしてんだよ…っ､

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